ハンガリーの中央銀行であるハンガリー国立銀行(MNB)は、暗号資産(仮想通貨)・フィンテック分野に関し、今後イノベーションを目指していくという戦略を正式に発表した。
ハンガリーの計画の目的は、国内の金融セクターのデジタル化を促進し、金融における安全性と即時性、利便性の向上を目指すことにある。
ハンガリー国立銀行は今回の発表に関して以下のように説明している。
「フィンテック業界の国際的な発展に向けて、金融システムのデジタル化に迅速に取り組むことが非常に重要であると考えている。この戦略の一部として、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)・デジタル通貨及びフィンテック業界に携わる人々の知見を取り入れ、これらの分野における有識人材の養成を図るトレーニングにも力を入れていく。」
ハンガリー国立銀行のフィンテック戦略は、2019年9月に設立された「デジタル化およびフィンテック諮問委員会」が牽引している。
ハンガリーは、フィンテック産業や暗号資産(仮想通貨)分野において格段に有名な国であるというわけではないが、ハンガリーのような、これまで暗号資産(仮想通貨)・フィンテック産業に関して積極的な姿勢を示していなかった国々が、今回のような戦略計画を発表したのは非常に大きなニュースだ。
先日の中国によるブロックチェーン技術促進の表明に後押しされるように、今後ますます暗号資産(仮想通貨)・フィンテック産業の促進が世界中のいたる場所で行われていくだろう。
それに伴うビットコイン市場の動向からも目を離せない。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta