中国の暗号資産(仮想通貨)研究所代表が「リブラ(Facebookが発行する暗号資産(仮想通貨))を止めることは政府にもできない」との意見を発表した。

リブラはドルに代わる新時代の国際通貨として期待が高まっている。

仮想通貨リブラは米ドルの支配に終わりを告げる

中国でデジタル通貨研究所代表を務める権威チャンチュアン・ムー氏はFacebookの暗号資産(仮想通貨)リブラの発展を止めることは誰にもできないと考えていることを暗号資産(仮想通貨)メディアCoindeskが報じた。

ムー氏はオンライン教育プラットフォームに提供した講座の中で「リブラを歓迎する国はひとつもないが、誰にも止めることはできないだろう」と述べ、リブラの潜在能力を評価した。

中国ではビットコインの取引が禁止されているにも関わらず裏取引が続いている現状を鑑みると、政府がリブラを禁止しようとも購入する手立てはいくらでもあると率直な考えを述べた。

ムー氏は「リブラを止める唯一の方法はアメリカが法的にリブラを禁止することだ」とし、Facebookをめぐるアメリカの動向に注目している。

リブラはドルに代わる世界の基軸通貨になりうるとして期待を受けている。

イギリスの中央銀行・イングランド銀行のカーニー総裁は金融関係者の集まる国際会議で、「多極化した世界には新たな通貨制度が必要だ」との考えを示し、技術革新と仮想的なプラットフォームを持った「合成的覇権通貨(SHC)」を提唱。

「候補として最も目立つのはリブラ」だとした。

世界の勢力図は暗号資産(仮想通貨)によって塗り替えられるのかもしれない。

 

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