ビットコインの価格上昇と検索回数には強い相関関係があると分かった。
検索回数をトレードの指標にするためには、相関関係と因果関係の違いを理解することが必要だ。
ビットコインの価格上昇と検索回数には強い相関関係があると暗号資産(仮想通貨)メディアNews BTCが報じた。
SEMrush社の調査によると、ビットコインの月平均取引価格と月平均検索回数を比べたところ、80%の相関が見られた。
5回中4回、価格の上昇とともに検索回数も増えたことになる。
検索回数はGoogle Trendsを使って誰でもチェックできるので、これをトレードの指標にするというやり方もあるだろう。
ただし、今回の調査で分かったのは相関関係であり、因果関係ではないため注意が必要だ。
相関関係は偶然高くなることもある。
例えば、100歳以上の高齢者のうち毎日お米を食べている人が10人中9人いたとする。
この場合、お米と長寿との相関は90%になる。
しかし、お米が長生きの秘訣かと言えばそうでないことは明白だ。
お米は日本人の主食だから、100歳以上の人もそうでない人もほとんどが毎日食べている。
したがって、お米と長寿に因果関係があるとは言えない。
ビットコインの価格上昇と検索回数にも因果関係があるとは考えがたい。
加えて、9月1週目にはプログラムを使って検索回数を不当に引き上げたような形跡があり、2者の相関関係は完全に信頼できるわけではない。
(画像 Google Trends)
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner