アラブ首長国連邦(UAE)で初となる、金に価値を裏打ちされた暗号資産(仮想通貨)「COIN M」が発行されると、海外メディアが報じた。

この暗号資産(仮想通貨)はイスラム法(シャリア)に準拠しており、2019年内でのUAE暗号資産(仮想通貨)市場参入を目指す。

新規ユーザーの参入しやすい仮想通貨に

今回新たに誕生する「COIN M」はビットコインのような暗号資産(仮想通貨)と異なり、その価値は実在の金資産により裏付けられている

そのため、裏付けに使われた金資産以上に価値が下がることがなく、「暴落して価値がなくなる」ということは起こりづらい

このような特徴から、極端な暴落を恐れる暗号資産(仮想通貨)初心者にも手が出しやすいものとなるだろう。

 

だがその一方で、裏付けとなる資産を管理し、トークン発行を行う運営企業の存在から、中央集権や、資産管理が不適切である可能性などの不安要素も存在している。

実際に、米ドルにその資産価値を裏付けられていたTether(USDT)は何度もその運営会社が問題となっている

UAEは、今年4月の時点で全世界のトークンセール売上の四分の一以上を占めた暗号資産(仮想通貨)大国だ。

このプロジェクトが成功すれば、中東マネーを引き込む役どころに期待できるだろう。