世界有数の仮想通貨ウォレット会社ブロックチェーン社が世界一高速な仮想通貨取引所をオープンすると報じられた。

自動売買の参入を促し、流動性の上昇やスプレッドの縮小などの利益をもたらす可能性がある。

世界一高速な仮想通貨取引所がオープン

世界最大の仮想通貨ウォレット業者の1つブロックチェーン社は世界一高速な仮想通貨取引所「The PIT」を8月6日にオープンするとロイター通信社が報じた

従来の取引所では注文が処理されるまで数ミリ秒(1秒の1000分の1)かかっていたが、The PITでは40〜50マイクロ秒(1秒の100万分の1)で処理できる。

売買の高速化が成し遂げられたことで高頻度取引と呼ばれる自動売買の増加が予想される。

高頻度取引とは、投資家から出された注文情報を取引所のシステムよりも先に察知することで、有利な条件の下、1秒に満たない売買を大量に行う取引のことだ。

たとえば、Aさんがある商品に対して100円の成行買い注文を出したとする。

コンピュータがこの注文を察知してAさんよりも先に100円で商品を購入し、100.01円でAさんに売り渡せば、0.01円の儲けになる。成行買いなので、Aさんは0.01円の差にはこだわらない。

一回あたりの利益は少ないが、これを1日に数万から数十万件行えば十分な利益を確保できる

高頻度取引の成績は売買にかかるスピードをどれだけ短縮できるかにかかっているため、従来の20〜25倍のスピードを実現The PITではこのような自動売買が増加するのではないかと見込まれる。

高頻度取引には流動性を高めるというメリットがある。

流動性が高まることで発注者が意図した価格で約定しやすくなるだけでなく、買いと売りの価格差であるスプレッドが縮まることになり、小口投資家にとっても十分有利な取引ができる。

以上のことは大口投資家による相場操縦の危険を減らすことになり、仮想通貨取引所の健全化につながるだろう。

なお、2019年7月31日現在、The PITは日本でのサービスを予定していない。

 

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