「コミュニティへの恩返し」とCEOのCZ氏

世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは今後、運営チームの保有するバイナンストークン(BNB)8000万枚(25億ドル相当)をバーンする予定を発表したと暗号資産(仮想通貨)メディアCRYPTOSLATEが報じた

バイナンス社CEOのチャンポン・ジャオ(通称 "CZ")が取引所開設2周年を記念したYouTubeでの何でも質問セッションで明かした

バーンとは、発行されている通貨の一部を専用のウォレットに移し、永遠にロックアップして市場の供給量を減らすこと。

言わば、中央銀行の為替介入や自社株買いのようなものだ。

バイナンスは2億枚のBNBをICOで調達し、40%に当たる8000万枚を運営チームが保有しているが、四半期ごとにバーンを行っていて現在の供給量は1億8900枚。

これを最終的には1億枚まで減らしていく方針だ。

CZ氏は「コミュニティへの恩返しがしたい。BNBの使い勝手を高め、もっと多くの人に使ってほしい」と述べ、BNBの価格と価値を高めることにコミットしていく姿勢を示した。

運営チームは満場一致でこの決定を支持。「我々は使命のためにここにいる。お金ではない」とCZ氏。

マーケットはバーンの発表と運営チームの高い意欲を好感し、発表から3時間でBNBの価格は29.02ドルから32.45ドルへと11.8%上昇した。

バイナンスはBNBを使うと取引手数料が25%割引になる仕組みなど、BNBの需要を生み出す仕掛けをいくつも行っている

巧みな戦略のおかげでBNBは年初から528%の成長を見せており、アルトコインとして昨今、非常に注目を浴びている。

分散型取引所(DEX)や証拠金取引を開始し、近く先物取引も開始予定であるなどバイナンスは成長の勢いを増すばかりだ。

今後さらに注目をあつめるプラットフォームとなっていくだろう。

※DEX、証拠金取引は日本からは利用できません。先物取引も同様と思われます。

 

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