今週はビットコインのジェットコースター相場がひとまず落ち着いた1週間となった。
しかしながら、2位にランクインした「BTCのハッシュレートが過去最高に」や3位の「テザーバブルに再突入」など、ビットコインの相場に影響しそうなニュースが並んでいる。
これからのビットコイン価格の予想のためにも、ぜひ目を通してほしい。
それでは1位からチェックしていこう!
イギリスの金融行動監督機関が初めて、プライムファクターキャピタルを暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドとして承認したことが、ブルームバーグの報道によってわかった。
イギリスの金融規制機関が暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドを承認したのは初めてのことだ。
プライムファクターキャピタルは、ヨーロッパのガイドラインの下で、運用資産として1億ユーロ以上の資産を保有することが認められることになる。
今回のニュースは、暗号資産(仮想通貨)市場で次なる課題と考えられていた機関投資家の参入について、希望が持てる内容となっている。
ビットコインのハッシュレートが過去最高となる6900万TH/sを記録した。
これはビットコインの歴史上、最も高い値で、暗号資産(仮想通貨)バブル時のに2018年12月時のハッシュレートの倍の数字となっている。
このことからは、マイニング市場の熱狂ぶりが見て取れるということができるだろう。
ハッシュレートの高まりと共に、採掘難易度にも注目が集まってくるだろう。
ビットコインのエコシステムにおいては10分に一回、ブロック生成される設計となっている。
そのため、マイナーの競争激化した場合、ブロックを生成する難易度も比例して上昇する。
現在、右肩上がりに伸びていることからも、相関性が見てわかる。
最新技術について情報発信を行うコインモンクスが、『暗号資産(仮想通貨)相場は「2回目のテザーバブル」に突入している』と指摘するレポートを発表。
テザーの供給量が35億トークンと過去最高を更新しており、各取引所でビットコインが急騰したと指摘した。
テザーとビットフィネックスが、ニューヨーク州の司法長官と裁判を行っており、その結果によってテザーの供給量が左右されていると主張をつづけた。
5月には事実上の勝利が決定し、テザーの供給量が上昇したという。
そして、現在暗号資産(仮想通貨)市場が2回目のバブルを迎えていると述べている。
これからもテザーの供給量に注目し続けたい。
国際決済銀行のAgustín Carstens氏が、中央銀行独自の電子通貨発行に賛成の意を示していたことが、The Financial Timesの報道でわかった。
元々は、銀行による中央銀行デジタル通貨の発行を否定していたが、Facebookの暗号資産(仮想通貨)「リブラ」の登場に焦りを感じているという。
Carstens氏は、「我々は多くの中央銀行が暗号資産(仮想通貨)の発行に取り組んでいる動きを支援している。」と述べた。
また、想像以上に早くマーケットが生まれ、中央銀行によるデジタル通貨を供給しなければならなくなるかもしれない、と現状を危惧する姿勢を示した。
アラブ首長国連邦(UAE)でリップル(XRP)を使った電子ウォレットサービス「Payit」が開始されることがわかった。
先日、リップル社との提携を発表したマネーグラム社がUAE銀行やアブダビ第一銀行と協力し、「お金の電子化」を推進する。
現在、同国では75%以上の決済が現金で行われているが、Payitはこれを全て電子決済に置き換えることを目標としている。
この流れが現実となれば、リップルは大きな経済圏をモノにすることになる。
今後も関連のニュースに目が離せくなりそうだ。
CNBCアフリカの暗号資産(仮想通貨)番組「クリプトトレーダー」でMCを務めるラン・ニューナー氏が、3日、Twitterで、「ある小国で法定通貨をビットコインで裏付けようという提案が出ている」と述べた。
秘密保持契約のためどの国かは公開できず、また、提案が通る可能性は低いとみている。
しかしながら、こういった提案が実現すれば、発展途上国において、国家自体が暗号資産(仮想通貨)を推進する流れが強まってくるだろう。
続報を楽しみにしたい。
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 水野 倫太郎