国内外の仮想通貨取引所で一時アクセス不能に

ウェブサイトに高速なパフォーマンスと高いセキュリティを提供するCloudflareに昨夜、ネットワーク問題が発生し、国内取引所のbitFlyerや海外大手取引所のBitfinex、Poloniexなどにアクセスできなくなった。

セキュリティ対策が急がれる暗号資産(仮想通貨)業界に思わぬ落とし穴が発見されたことになる。なお、ブロックチェーン技術には問題はなかった。

Cloudflareによるとアクセス障害が発生しはじめたのは日本時間22時42分ごろ。

Cloudflareは業界で最も多くのシェアを獲得しており、幅広いサービスに障害が起きた。被害が報告された主なサービスは以下の通りだ。

Coinbase、Bittrex、Poloniex、Kraken、bitFlyer、Huobi、2ちゃんねる、discord、マストドン

日本時間11時2分ごろ、CloudflareのCPUに異常な負荷がかかっていたことを特定し、適切に対処。現在、問題は復旧し、どの取引所もアクセス可能となっている。

Cloudflareは6月24日にも別の原因で問題が発生しており、同社のサービスを使用している取引所に依存しないことが必要だ。