​悪名高いハッカー集団Lazarus​(ラザロ)が、暗号資産(仮想通貨)を狙い手を変え品を変えサイバー攻撃を仕掛けていると米セキュリティー企業カスペルスキーがレポートを発表した。 ラザロは北朝鮮が国を挙げて支援している​ことで知られており、過去十年間で発生した大規模サイバー攻撃の多くに関与が疑われている。

​仮想通貨狙うハッカー集団に米セキュリティ企業警鐘鳴らす

北朝鮮が国を挙げて支援​するハッカー集団Lazarus​(ラザロ)が、暗号資産(仮想通貨)を狙いサイバー攻撃を仕掛けていると米セキュリティー企業カスペルスキーがレポートを発表した。 ​レポートによればラザロは、金融機関、特にビットコイン取引所やFintech企業を中心にサイバー攻撃を繰り返している。 カスペルスキーはレポート内で「Fintech系スタートアップ企業の一員である場合は、特にサードパーティの取り扱いやコンピュータへのソフトウェアのインストール時に注意を払う必要がある​」と主張。その脅威に警鐘を鳴らした。 ラザロは昨年発生した暗号資産(仮想通貨)盗難の被害総額8億8200万ドルのうち、5億7100万ドル分に関与したと言われている。