仮想通貨市場は下落ムードか

今日の暗号資産(仮想通貨)市場は2日前からの下落に引きつられ、未だに下落が続いている。

このまま下落が続けば、中期の上昇トレンドも終了し再度下落トレンドの可能性も出てくる。

ビットコインはこのまま行けば、大暴落の可能性も有り、非常に警戒が必要となっている。 

現在ビットコインは「かなり危険な状態」にあるといえる。空売りのダイヤグラムと言われる大暴落の典型の形を形成しながら値動きをしている。ここからの展望を徹底検証する。

 さらに暗号資産(仮想通貨)市場に最も影響を与える人物、アーサー氏(BitMex CEO)が、ビットコイン価格は年内に1万ドルまで上昇するとの発言を残している。

彼の発言は長期的によく的中しており、昨年はビットコインが3000ドルまで落ちると、見事大暴落を的中させている。

彼がマーケットメイカーであるなど、 アーサー氏を巡る噂は絶えないが、この発言が少なからず影響するのは間違いないであろう。

暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEX CEOのArthur Hayes氏は、年内にビットコイン価格が「1万ドル(110万円)にまで回復する」と大胆な予想を立てた。 その理由として、第一に連邦準備金とビットコインの相関をあげている。

ここからは主要通貨を、テクニカル分析を用いて詳しく見ていこう。

ビットコイン(BTC)

(参考 TradingViewの{BTCJPY}チャート   1時間足)

23日20時現在のビットコイン(BTC)価格は437,500円。前日同時刻と比べて-0.66%の価格下落となっている。

紫ラインを割りつつあることから、現在はやや下目線となっている。

下落のシナリオとしては、このまま明確に紫ラインを割るかどうかに注目である。

ラインを引いている訳ではないが43.5万円を割っていくようであれば、大幅下落の開始とみて良いであろう。

下落は、中期上昇チャネルの下端(③下赤ライン)・青ライン(②41.1万円)まで下落していくであろう。

上昇のシナリオとしては、ここから反発しオレンジライン(⑤44万円)をブレイク出来るかに注目である。

そこをブレイク出来れば次は中期上昇チャネルの上端(③上赤ライン)まで上昇するであろう。

そのまま上昇継続となれば、水色ライン(⑥46万円)まで上昇するであろう。 

23日20時現在のビットコイン(BTC)価格は437,500円。前日同時刻と比べて-0.66%の価格下落となっている。

リップル(XRP)

(参考 TradingViewの{XRPUSD}チャート  1時間足)

23日20時現在のリップルの価格は0.314ドル(34.5円)。前日同時刻と比べて-0.54%の価格下落となっている。

価格が動いたとしてもレンジ内の推移となっておりトレンドは見えにくいが、直近の予想ではやや下落する確率の方が高いと考えている。

下落のシナリオとしては、ピンクライン(③0.313ドル:34.41円)を明確に割るかに注目である。

そのラインを割り込んでいくようであれば、次は青いライン(②0.301ドル:33.09円)まで下落していくと考えられる。

もしそのまま下落が継続するようであれば、2017年から機能している赤色の超長期レジスタンスライン(①)まで下落する可能性がある。

上昇のシナリオとしては、黄緑ライン(④0.318ドル:34.86円)をブレイクすることが出来るかに注目である。

そこを突破することができれば、次はオレンジライン(⑤0.331ドル:36.88円)を目指して上昇して行くであろう。

もしオレンジラインをブレイクすることができれば、先日の分析記事で解説した0.354ドル:39.46円まで上昇するであろう。 

23日20時現在のリップルの価格は0.314ドル(34.5円)。前日同時刻と比べて-0.54%の価格下落となっている。

イーサリアム(ETH)

(参考 TradingViewの{ETHUSD}チャート 1時間足 )

23日21時現在のイーサリアムの価格は138ドル(15,010円)。前日同時刻と比べて-2.41%の価格下落となっている。

一昨日の大幅下落後から上昇は続けているものの上値が重く、直近では下落が予想される。

下落のシナリオとしては黒のサポートラインを割れるかどうかに注目である。

そのラインを割り雇用であれば、オレンジライン(②134ドル:14,894円)・黄緑ライン(①126ドル:13,911円)と順に目指して下落していく可能性が高い。

上昇のシナリオとしては、ピンクラインまで上昇できるかに注目である。

一回の上昇でブレイクすることは考えにくいが、上昇の勢いが強ければ近いうちにブレイクするであろう。

その場合青いライン(④153ドル:17,000円)まで上昇していくであろう。


 ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。