記事の概要

  • 暗号資産インデックスファンドMorgan Creek Digitalの設立者が直近の仮想通貨市場について言及。「ヘッジファンドは近い将来閉鎖する」と予測。
  • ヘッジファンド閉鎖の理由としてはハイウォーターマークと呼ばれる報酬携帯とSECのICO規制の二つを挙げている。

 

Morgan Creek Digital設立者は仮想通貨ヘッジファンドの閉鎖を予測

暗号資産に焦点を当てたインデックスファンドMorgan Creek Digitalの設立者であるAnthony Pompliano氏仮想通貨ヘッジファンドが近いうちに閉鎖するだろうと予測。さらに、Pompliano氏は最近の弱気市場を見て「仮想通貨周りの事態はより悪化するだろう」と発言しています。

同氏が考える仮想通貨ヘッジファンドの閉鎖理由としては二つあり、一つ目はハイウォーターマーク方式があります。ハイウォーターマーク方式とは投資信託の運用会社への報酬を出来高によって決定する方式で、成功報酬型(実績報酬型)と呼ばれることもあります。投資の際の基準価格がハイウォーターマークを上回った際にヘッジファンドの純資産から成功報酬が差し引かれる仕組みになっています。ヘッジファンドマネージャーは通常、運用報酬として利益の20%のみ受け取ることになっていますが、直近の弱気市場によって仮想通貨ヘッジファンドが運用報酬を払えなくなってしまい、投資家にとって''辛い''市場になってしまうと考えているようです。成果報酬が明らかになる年末が仮想通貨ヘッジファンドが閉鎖する転機になるのではないかと踏んでいます。

二つ目の理由はSECがICOに対する規制を強化していることが挙げられます。つい先週にSECがICOトークンを未認可証券として違法判決したことを受けて、もしこのままSECがICOの取り締まりを強化した場合、ICO企業はことごとく潰れてしまうとPompliano氏は考えているようです。その際にはICOトークンの価値が0になってしまうため、仮想通貨ヘッジファンドにも大きな影響を与えることは明白でしょう。「 ICOとヘッジファンドが閉鎖した場合、市場全体に混乱が生じ、不況が起こることは避けて通れない。」と述べています。

市場全体が大きな停滞を見せている現在はこのようなネガティブなニュースが今後も飛び交うだろうと予測されますが、この先どのようなイベントが起こるかはまた違った話なので、これからも注意深く市場の動向を追っていく必要があります。