米WisdomTree、仮想通貨ファンドが2,300万ドルの減価を報告

米国のファンドマネージャーWisdomTreeは、ビットコイン(BTC)その他仮想通貨の弱気市場が長引いた影響を受け、第4四半期に保有するデジタル資産の価値が下落したことを報告した。

WisdomTreeの仮想通貨ファンドは、2022年12月31日時点で1億3,600万ドル相当の資産を保有しており、四半期初めの1億6,300万ドルから減少し、2,300万ドルの減価を記録したという。2月3日の四半期決算報告にて明らかにされている。
なお、約1年前には、WisdomTreeの仮想通貨ポートフォリオは3億5,700万ドル相当の資産を保有していた。

同社は、第4四半期に2,830万ドルの純損失を計上したが、営業収益は7,331万ドルに増加したという。純フローは53億ドルで、9四半期連続でプラスの流入となっている。

同社の仮想通貨ポートフォリオが前年比で約62%減少したことは、同期間における仮想通貨市場の低迷と一致している。実際、CoinMarketCapによると、2021年末の仮想通貨の時価総額は2兆 2,000億ドルを超えていたが、その1 年後には約7,950億ドルにまで落ち込んでいた。

WisdomTreeは、従来の金融インフラストラクチャを通じてデジタル資産部門へのアクセスを提供する、ブロックチェーンに焦点を当てたファンドをいくつか提供している。
昨年、WisdomTreeは米国証券取引委員会から、ブロックチェーン対応の9つの追加ファンドをリストすることを承認されたことなどを受け、仮想通貨業界内外からより大きな注目を集めていた。

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