大手格付け会社ムーディーズがコインベースの格付けを引き下げたことを発表した。
同社は格下げの理由として、コインベースの収益とキャッシュフロー生成能力が大幅に低下したことを挙げている。

ムーディーズがコインベースを格下げ

ムーディーズが大手仮想通貨取引所コインベースの格下げを発表した。
今回同社はコーポレート・ファミリー・レーティング(CFR)をBa3からB2へ、シニア債をBa2からB1に格下げしたとのことだ。
背景には仮想通貨の価格の急落と顧客の取引活動の低下によって仮想通貨市場が厳しい環境に陥ったことで、コインベースの収益性などが低下していることを挙げている。
そしてコインベースが今月に入って約950人の従業員の削減を発表したものの、収益性は依然として厳しいものになると同社は予想している。
ムーディーズはまた、コインベースの収益に関する否定的な見通しの理由として、FTX崩壊後の仮想通貨業界に対する規制強化の影響に言及している。

規制強化は、最終的にはコインベースのような比較的成熟してコンプライアンスに優れた仮想通貨プラットフォームに有利に働くかもしれませんが、当社は規制枠組みの変更と強化への道は非常に不確実であり、市場参加者に混乱をもたらす可能性があると考えています。

今月11日には米格付け会社S&Pグローバルレーティングもコインベースの格下げを発表しており、同社に対する評価は厳しいものになっている。
一方で同社の株価は年明けに一時30ドル付近まで下落したが、その後は堅調な動きを見せて1月20日時点では55.16ドル(約7,146円)で取引を終えている。

(参考 TradingViewのCOINチャート 日足)

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この記事はTHE BLOCKの「Moody’s downgrades Coinbase, says outlook is stable」を参考にして作られています。