仮想通貨取引所Kraken次期CEO、ビットコイン(BTC)領域や法規制につき今後の課題について語る

大手仮想通貨取引所Krakenの次期CEOであるDave Ripley氏が、仮想通貨業界における今後の課題について、自身の見解を明かした。

同氏は、「埋めなければならない大きな仕事」があることを認めつつ、世界的な規制をどのように乗り切るか、直面する課題、そして個人投資家をどのようにターゲットにするかについて、野心的な戦略を示している。

「Krakenが初期の頃から果たした最も基本的な役割は、“架け橋”になることです。(中略)当初は、ビットコインを購入して使用するというような仮想通貨への架け橋に過ぎませんでした。しかし、将来的には、その架け橋を仮想通貨に関連する他の多くの分野に拡張していきたいと考えています。」

これに加えて同氏は、Krakenが新たな製品やサービスを展開する上での最大の課題について問われた際、以下のように説明した。

「それは、Krakenが事業を行っている各法域にわたる規制枠組みについて交渉することです。このタスクは、業界内で、特にKrakenのような企業にとっては重要なダイナミクスです。(中略) 現在Krakenは、法定通貨を扱い、かつ、金融サービス及び仮想通貨空間の両方に足を踏み入れている中央集権型のエンティティとして、多くの専門家の雇用を促進しています。50 人の法務担当者のほか、300人ものコア・コンプライアンス専門家、及び数百人もの一般的な運用コンプライアンスチームがいます。」

「また、政府が(仮想通貨の)規制法に関して有意義な戦略を作成していると信じています。規制にとって重要なことは、主権鍵の保管やLayer-1ネットワークのオープン性など、仮想通貨の中核的な側面が維持される点にあります。(中略) これらは基本的なものであり…このような規制は私たちのような企業にとって正しい道を見つけ出すことへの希望であると考えています。」

Krakenの現CEOパウエル氏のコメント

先日Krakenは、同社の共同創設者であり現CEOであるジェシー・パウエル氏がCEOを辞任すること、及びその後任として現COOであるDave Ripley氏が就任することを発表した。
この点につき、パウエル氏は「Dave の確かなリーダーシップと経験値は、彼が理想的な後継者であり、Krakenを次の成長時代に導くのに最適な人物であるという大きな自信に繋がる」とのコメントを残していた。

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この記事は「New Kraken CEO Ripley seeks growth, not a clash of crypto titans」を参考にしています。