取引所大手Coinbase、イーサリアム・ネーム・サービスと協力して、web3.0のユーザー名使用による仮想通貨送受信を可能に

大手仮想通貨取引所Coinbaseが、同社管理下にあるweb3.0ユーザー名を、ユーザーに対して無料で提供することを発表した。今回の取り組みは、分散型IDインフラプロバイダーのイーサリアム・ネーム・サービス(ENS)と協力して行われる。これにより、ユーザーは、従来のアドレスの代わりにCoinbaseの提供するユーザー名を使用して仮想通貨を送受信することが可能となる。

Coinbaseの発表によると、今回の取り組みは「仮想通貨又NFTの転送をより容易にするために、ENSと協力してユーザーがCoinbaseウォレットのブラウザ拡張機能を介して「name.cb.id」たるユーザー名を要求できるようなった」という。

これに加え、Coinbaseは以下のように説明している。

「この機能により、誰もが無料の「name.cb.id」たるweb3.0ユーザー名を、42文字のアドレスを使用する代わりに要求して、仮想通貨を送受信し、他ユーザーと関わり、web3.0アイデンティティの基盤として使用できるようになります。」

また、取引所のFAQページでは、「Coinbase のユーザー名は分散型IDであり、個人が自己のウォレットアドレスをパーソナライズできるようになっている」と説明している。これは、Coinbaseのドメインネームシステム(DNS)ドメイン(=cb.id)に関連付けられた、いわゆる「サブドメイン」であり、ENSプロトコルの下で登録されている。

Coinbaseは、オープンな金融システムを実現するためには、「あらゆる層の人々がweb3.0を使用できる環境を整備する必要」があり、「人間が判読できるユーザー名標準の採用を促進する」ことがweb3.0の拡大にとって不可欠であると主張しているところ、今回の取り組みはその一環を成すものであると考えられる。

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この記事は「Coinbase is Giving Away ENS Usernames to Make Crypto Wallet Transfer Easier」を参考にしています。