JPモルガン、仮想通貨決済への関心大幅低下を指摘も「サービス提供は継続」することを保障

JPモルガン・チェースが仮想通貨支払いに関して言及し、注目を集めている。

同社は、過去数ヶ月間を振り返って「顧客は仮想通貨を決済方法として使用することに対する関心を大幅に低下させている」と指摘。
それでも同社は、今後の仮想通貨との関わりにつき、「デジタル資産を決済手段として使用したいと考えている消費者を引き続きサポートしていく」との姿勢も明らかにした。

今回同社の上記のような展望を明かしたのは、JPモルガンのグローバルヘッド・オブ・ペイメントを務めるTakis Georgakopoulos氏だ。ブルームバーグのインタビューに応じた同氏は、今より「6ヶ月前時点の方が、顧客は仮想通貨を支払いツールとして使用する傾向がはるかに強かった」と語ったほか、以下のように述べた。

「たとえば、6 か月前まではクライアントから多くの需要がありました。それに比べて、現在はほとんどそれが見えません。」

「それでも、引き続きクライアントに仮想通貨サービスを提供することを保証します。(中略) このようなトークンが将来の通貨システムで適所を見つけることができると信じており…また、それらはゲーム部門及びメタバースでますます人気が高まっていると見ています。」

同氏が現在との比較対象として掲げる6ヶ月前時は、ビットコイン価格が40,000 ドル前後で推移していたほか、ETHなどや他のアルトコインも現在よりもはるかに優れたパフォーマンスを記録していた。しかしその後、6ヶ月間で世界のマクロ経済情勢は劇的に変化し、仮想通貨価格も当時と比べると軒並み下落を記録。かかる情勢の変化が、決済手段としての仮想通貨に対する関心低下の要因のひとつとなったとの見方があるところ、引き続き仮想通貨業界内外の動向に注目していく必要がある。

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この記事は「Despite the Bear Market, JPMorgan Will Keep Providing Crypto Services」を参考にしています。