過去24時間でイーサリアム(ETH)・ビットコイン(BTC)が大量清算、その他アルト市場にも不安定な動き

過去24時間において、イーサリアム(ETH)が約1億5,800万ドル、ビットコイン(BTC)が約1億2,900万ドルなど、各仮想通貨市場で巨額の清算が行われている。オンチェーンデータ分析を行うCoinglassが報告している。

当該報告によると、過去24時間における仮想通貨市場の清算額は約4.5億ドルにも及ぶといい、その中でも最も大部分を占めるのが、前述のETHだ。その他、イーサリアムクラシック(ETC)が約2,000万ドル、ソラナ(SOL)は約550万ドルとなっている。

不安定な株式市場による仮想通貨市場への影響に懸念の声も

現状の仮想通貨市場ないしこれらを取り巻くマクロ要因について、著名アナリストであるベンジャミン・コーウェン氏は、懸念を強める。先日には、株式市場と仮想通貨市場について以下のようにコメントしている。

NASDAQS&P500のような特定の指数は下落し、少なくとも以前の安値を再テストし、潜在的に安値を下回る可能性があるという考えが見られ始めています。ここで考慮すべきことのひとつは、イーサリアムが安値を再テストするかどうかです。これは非常に重要であり、イーサリアムのようなより変動性の高い資産が弱気相場にあり、ビットコインを下回る可能性があることを明確にしたい理由です。S&Pが安値を再テストすることを想像してみてください。そして、それがリスク資産全体に伝播していることがわかります。S&Pが安値を再テストした場合、ビットコインは自身の安値をテストする可能性が高く、イーサリアムも同じ動きをみせる可能性があります。

また、ブルームバーグのコモディティストラテジスト、マイク・マクグローン氏も、「株式市場が下落してもFRBがそこにいるというような時代は終わりを迎えた」とコメントするなど、金利引き上げに関する動向に注目が集まっているFOMCの動きに注意を呼びかけていた。

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この記事は「Crypto Traders Liquidated to Tune of Nearly $450,000,000 in Less Than 24 Hours As Macro Climate Shifts」を参考にしています。