欧州委員会のPeter Kerstens氏が韓国で開催されたブロックチェーン関連のイベントに出席。
EUの規制はステーブルコインの透明性を高めるものになると説明した。
欧州連合(EU)の執行機関でテクノロジー及びサイバーセキュリティー政策アドバイザーを務めるPeter Kerstens氏は、韓国・ソウルで開催された「韓国ブロックチェーン・ウィーク」のカンファレンスで、EUの仮想通貨規制(MiCA)の下ではテラUSDの崩壊は起こらなかっただろうとの見解を述べた。
Kerstens氏は、MiCAはステーブルコインプロジェクトの透明性を高め、要求に応じて顧客の資産を換金できるようにするものだと説明している。
我々は、たとえば最近消え去ったテラ(LUNA)のように、何の手立てもなしにシステムを吹き飛ばしたり、破綻したりすることを望んでいない。
MiCAは、そのようなスキームが市場に出てくるのを防ぐことができる。
現時点では法律化されていない「法案」の状態にあるMiCAは、ヨーロッパにおいて成長著しい仮想通貨産業に規制の明確な基準を提供することを目的としている。
法案は約2年間の議論の末に先月やっと合意に達しており、ヨーロッパでビジネスを行いたい仮想通貨発行者は規制当局に登録し、ステーブルコインを発行する場合は完全に担保された準備金を用意することが要求される。
現在、世界中の規制当局が仮想通貨を管理する最善の方法を模索している。
仮想通貨関連企業がたびたび崩壊や破綻を引き起こしていることもあって、規制はますます緊急性を帯びてきている。
韓国は自国発の仮想通貨テラUSDの崩壊を受け、規制の枠組みの作成に本腰を入れており、MiCAを含む米国および欧州の対応を参考にしたい考えを示している。
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著者: CoinPartner 編集部 News_writer