Solana LabsはSolana Mobile Stack(SMS)と呼ばれるモバイルプラットフォームとAndroidスマートフォン端末を公開した。

ソラナはスマートフォンを開発、2023年初頭に発売予定

Solana LabsSolana Mobile StackSMS)ソフトウェアキットを公開した。

これはAndroidモバイルのアプリやゲームを開発するためのツールで、分散型アプリストアも搭載されている。

また、Solana Labs2023年初頭に発売予定の高性能なAndroidスマートフォン「Saga」を公開した。

「高性能な端末だ。この大型のAndroid端末は、Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1プロセッサ、6.67インチOLEDディスプレイ、12GB RAM512GBの内部ストレージを搭載する予定である。GoogleサムスンのプレミアムAndroid携帯に、iPhoneのようなミニマリズムを加えたような外観と手触りを実現している。」

ソラナの共同創業者でSolana LabsCEOヤコヴェンコ氏は語った。

「かなりクールなデバイスだ。落とさないようにね。」ヤコヴェンコ氏は笑いながら付け加えた。

Androidは全世界で30億台以上使われているのに、なぜソラナのために新しい端末を作るのか?

販売価格1,000ドル(約135千円)を予定しているこのデバイスは、Web3中心のスマートフォンのゴールドスタンダードとなり、Solana Mobile StackSMS)の機能をフルに発揮することができると、ヤコヴェンコ氏は述べている。

「アプリストアでは多くの摩擦があり、どうしたら開発者を助けられるか考えた。Web3対応のアプリストアとWeb3デバイスを構築するのは、まさに自然なことだと感じている。」

他のAndroid端末でもSolana Mobile StackSMS)をフルに、あるいはその一部を採用することは可能とのことだ。

しかし、次のようにヤコヴェンコ氏は述べている。「Solana Sagaは、ユーザーと開発者に、トップレベルのスペックを備えた完全な体験を提供する。」

Solana Mobile StackSMS)の普及を目指す

「他のAndroid端末がSolana Mobile StackSMS)を採用するのは確実ではない。ただ、オープンソースのプラットフォームであり、広く普及させることが目的なので、すべての主要メーカーが採用することを望んでいる。」と、ヤコヴェンコ氏は語る。

ただし、携帯電話メーカーは、比較的ニッチでしばしば問題となるソラナのソフトウェアをサポートするための作業を行う必要がある。

しかし、ヤコヴェンコ氏は「私たちが成功し始めたら、サムスンとGoogleはドミノが倒れるように仮想通貨を採用すると思う。」と、自信を覗かせている。

またSolana Mobile StackSMS)プロトコルは間違いなくiOSに移植することができるという。

しかし、移植にはApple側のサポートもなければ難しいという見解も、ヤコヴェンコ氏は付け加えている。

Solana LabsAppleや、AndroidのトップメーカーにSolana Mobile StackSMS)を搭載させることができるかどうかはまだ分からない。

ヤコヴェンコ氏は、それは世界をクリプトに引き込むために重要なミッションであると語っている。

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