爆下げ相場でも実質ノーリスクで月利20%が可能！ファンディングレート裁定取引(アービトラージ)を解説！

2022/06/15 23:27 CoinPartner

ニューストップニュース

ファンディングレート裁定取引(アービトラージ)とは

ファンディングレート裁定取引(アービトラージ)とは、取引所が設定しているレバレッジ取引の金利の差を狙って取引をすることです。

具体的には最も多く金利をもらえる取引所でポジションを持ち、最も少なく金利を払う取引所で逆のポジションを保有するという手法になります。

イメージは以下の画像の通りです。

(参考：https://www.coinglass.com/ja/FrArbitrage)

例の場合、SLPという通貨を取引するとアービトラージが可能です。「Okex」でロングポジションを持つと0.18%の金利が貰え、「bybit」でショートポジションを持つと0.009%の金利が貰えます。(今回はどちらのポジションも貰えるという特殊例ですが、片方のポジションが貰えて逆ポジはもらえないということもあります。)

上記のようにロング・ショートのポジションを同じ量だけ持つと、値動きによる損益が相殺されるため、金利分だけを収益とすることができます。

難しい言葉が並んだので手順の前に、用語の復習をしましょう。

仮想通貨用語の復習

裁定取引(アービトラージ)とは

裁定取引(アービトラージ)とは、取引所間で生じる価格差を利用して商品を売買し、利益を生み出す手法のことです。

方法は単純で、安い取引所で購入し、高い取引所で売るだけです。

例えば、下記のような相場であれば、1BTC＝380,555円をQuoinexで買って、bitbankで売ると1,360円の利益になります。

アービトラージとは

相場が荒れている時であれば、数千円程度から1万円以上の差が開くときもあります。

価格差の大きい時を狙ってアービトラージするとより大きな利益を得ることができます。

ファンディングレートとは

ファンディングレート(funding rate)は、資金調達率のことで、ファンディング手数料を計算するための利率のことです。

つまりは、レバレッジ取引を行う際のポジションの保有手数料です。ただし、その保有手数料を貰えることがあります。

ファンディング手数料は毎日一定の時間に発生し、そのタイミングでポジションを持っていると、手数料の支払い・受け取りが両ポジション間で行われます。

手数料の支払い関係は以下のようになっています。

	ロングポジション	ショートポジション
ファンディングレート(＋)	手数料を支払う	手数料を受け取る
ファンディングレート(ー)	手数料を受け取る	手数料を支払う

今回の手法では、この手数料を以下にしてノーリスクで受け取るかを解説しています。

デルタニュートラルとは

デルタニュートラルとは原資産の価格変動が起きても、評価額が変わらない状態のことを指します。

よりわかりやすく説明すると、ビットコインの価格が上がっても下がっても損も得もしない状態のことです。

ビットコインを例に取り、3つピックアップします。

	ポジ①	ポジ②
パターン1	現物BTCを保有しない	デリバティブなし
パターン2	現物BTC	BTCFXのショート(1倍)
パターン3	BTCFXのショート(②と同じ倍率)	BTCFXのロング(①と同じ倍率)