ブラジルに拠点をおく二つの運送会社はビットコインを決済手段として導入することを決定しました。この二つの企業はそれぞれ800以上を所有するバス会社と商船会社であり、国内での信頼度が高いことからビットコイン利用の普及が期待されます。来月にはビットコインの他に二種類の暗号資産(仮想通貨)決済を導入することを決定しており、まだまだ目が離せません!

Brasil Sul 及び Viação Garciaの二社がビットコインを受け入れる

Brasil SulViaçãoGarcia​という二企業が6月6日からウエブサイトの支払いに関する変更を行なっています。同社は「この国で暗号資産(仮想通貨)支払いを受け入れる最初の乗客輸送グループであり、当グループは市場で最も人気の高い暗号資産(仮想通貨)であるビットコインを使用することを選択しました。そして7月にはビットコインキャッシュ及びライトコインでの支払いも可能になります。」

Viação Garcia​は1934年の創業以来市場を引っ張る企業として活動しており、長年に渡ってブラジルで5番目に大きい輸送会社となっています。同社のウェブサイトでは「800艦以上の商船は月間で550万㎞を走っており、さらに我が社には最新かつ高性能の商船を保持しています。」と述べています。

​支払い方法の具体的な説明について、同社のウェブサイトでは顧客がビットコイン支払いでチケットを購入する選択をした場合、「ウォレットを開いてサイト画面に表示されるコードをスキャンする必要がある」とのことです。そして顧客はメールアドレスでの連絡を介してチケットを受け取るようになっています。

GBSグループのEsutefano Boiko Junior副会長は、「運輸部門を後戻りさせることはできない」述べた上でチケット購入以外の活動でも暗号資産(仮想通貨)を採用することに意欲的です。暗号資産(仮想通貨)はオンラインでの購入操作を簡易化するという魅力があり、経済的及び商業的操作の多くがデジタル化していく上で欠かせない存在になるとの期待を寄せています。

コインパートナーの見解


最近増えている暗号資産(仮想通貨)ユースケースに関するニュースです。価格暴落を起こし厳しい境地に立っているビットコインですが、その有用性を評価する声ま未だに途絶えていないようです。今回支払いを採用する運送会社はブラジルで5番目の規模を持つことからも社会的信頼度は高まっていると言えるのではないでしょうか。

さらにブラジルでは2018年になって国内大手銀行とリップル社の企業提携やHuobiの事業進出など暗号資産(仮想通貨)に対して積極的な姿勢を見せています。今回のニュースも含めて、ブラジルのキャッシュレス化には今後も注目度が高いだろうと考えています。