イングランド銀行(英中央銀行=BOE)及び英財務省が、中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)の導入について、正式検討を開始することを発表した。
具体的な協議としては、来年2022年以降の開始になる予定だという。
イングランド銀行は、CBDCについて、「新たな形のデジタルマネーとして機能し、個人及び企業の日常的な決済におけるニーズを充足する」との見方を示した。
また、「国内における導入の有無をまだ決定していないが、大規模な国家的インフラプロジェクトになる可能性は高い」とも指摘している。
今後は、CBDC導入の是非の判断に先立ち、財務省との検討結果に関する協議文書が公表されることとなる。なお、英国内でのCBDC導入は最も早くても2026年以降になるとの見通し。
今年2021年は、仮想通貨市場の拡大とともに、エルサルバドルが法定通貨としてビットコインを採用するなど、業界全体の成長発展が著しい年となった。
来年以降、各国がCBDC発行に向け積極的な動向を示した場合、仮想通貨業界にも影響が及ぶことが考えられ、各国のデジタル通貨関連の動きには注目していく必要がありそうだ。
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この記事は「Bank of England Says CBDC Could Launch by 2030」を参考にしています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta