Börse Stuttgartは暗号資産(仮想通貨)事業に着手した世界初の証券取引所に

ドイツの証券取引所Börse Stuttgartは子会社を通じた暗号資産(仮想通貨)取引アプリのローンチを発表しました。同社は取引高が1000億ドルにも上るヨーロッパ最大規模の取引所で暗号資産(仮想通貨)業界に対する追い風となることが期待されています。

The Stuttgart Stock Exchange​は「Börse Stuttgart​の子会社が開発するBisonは暗号資産(仮想通貨)取引を簡易化する世界で最初の暗号資産(仮想通貨)アプリで、伝統的な証券取引所の支援を受けています。アプリのプロトタイプは既に完成しており、最終的に完成する製品は今秋から無料で使うことができます。」と報じています。

現にBisonの公式ウェブサイトにも九月までにアプリがリリースされると書いてあり、無料での取引を確約しています。ここで言うところの無料とは登録料や手数料のことでしょう。また、同アプリにはニュースフィードもあるようで、Bisonは毎日暗号資産(仮想通貨)に関連する250,000以上のツイートを分析してユーザーにとって最も重要な情報を提供するようです。

Börse Stuttgart​社はこのアプリについてさらなる詳細を述べており、「最近の調査によると投資家は暗号資産(仮想通貨)に今よりも簡単にアクセス出来るツールを求めていますが、Bisonはまさにそのニーズに対応しています。操作性は非常に高くユーザーインターフェイスはドイツ語で利用可能になっていますが、直に英語にも対応する予定です。また、普通の暗号資産(仮想通貨)取引所は登録に数日間かかりますがBisonはわずか数分で登録と本人認証が完了することも大きな魅力です。」とまとめられています。

そして取り扱い銘柄はBTC,ETH,XRP,LTCの四種類ですが将来的にはもっと増える予定となっています。

コインパートナーの見解

​この記事のポイントは証券取引所が暗号資産(仮想通貨)事業に着手した世界初の例となっているところです。

通常の暗号資産(仮想通貨)取引は専門の取引所を使わないといけないため、流動性・知名度の上昇具合も株取引などの既存の金融商品売買には劣っていることが否めませんでした。ですが今回証券取引所が直接暗号資産(仮想通貨)の取引アプリを開発したことにより流動性が大きく高まる期待が持てます!さらには頼性も向上する可能性が高く、今後暗号資産(仮想通貨)取引が普及していく最初のきっかけとなるかもしれません。

このニュースに関連して①他の証券取引所でも似たような動きがあるか②暗号資産(仮想通貨)の取引高は上がっているかの二点に注目してみると暗号資産(仮想通貨)に対する理解が深まると思います。