アフリカ地域でのビットコインの採用が、過去1年間で急速に増加し、その増加率は1,200%を超えている。Chainalysisの報告によって明らかになった。
アフリカ諸国によるビットコイン採用増加について、大手P2P取引所PaxfulのCOO兼共同創設者であるArtur Schaback氏は、アフリカ諸国の中でも特に「ナイジェリアで57%、ケニアで300%以上」もの大幅な増加がみられたことを報告した。
また、同氏はアフリカ地域におけるビットコインのユースケースについても指摘。ビットコインは「アフリカ商人が行う国際商取引をより効率的に実行することを可能にする」と言及した他、以下のようにコメントした。
「(たとえば、) 中国のパートナーと協力してナイジェリアやケニアで販売する商品を輸入している場合、購入を完了するのに十分な法定通貨を中国に送るのは難しいかもしれません。しかしほとんどの場合、P2P取引所でビットコインをローカルで購入してからパートナーに送る方が極めて簡易的です。」
アフリカでのビットコイン採用が促進される主な背景としては、各国の経済状況が大きく関連しているとみられる。たとえば、同氏によれば、「ナイジェリアでは、通貨切下げが深刻な中、過去1年間でPaxfulの成長が加速した」という。
さまざまな側面でそのユースケースが拡大し、実需も着実に伸びつつあるビットコイン(BTC)。アフリカ諸国を含む各国の動きについて、引き続き注目しておく必要がありそうだ。
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この記事は「https://bitcoinmagazine.com/markets/bitcoin-adoption-in-africa-grows-1200-in-one-year」を参考にしています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta