イーサリアムの市場流通数は減少傾向

8月上旬に行われたアップグレード「EIP-1559」により、イーサリアムのネットワークに手数料の焼失メカニズムがもたらされ、イーサリアムの市場流通量は減少傾向にある。市場の流通量が減ることは一般的に有利に働くことが多い。イーサリアムの流通量が減少することによって希少性が生まれ、価格の上昇につながると考えられている

過去24時間では3,500万ドル(約39億円)相当の焼失が発生し、1日で焼失した量では過去最高となった。これにより、焼失される量がマイニングされる量を上回る(=デフレ)現象が発生した。
過去最高の焼失となった理由として、NFTプロジェクトによる大量の取引量と、ネットワークの混雑が挙げられる。手数料が高い中で取引が行われることで、焼却するイーサリアムも増加している。

また、イーサリアムを0.011ETHを保有するアクティブアドレス数は、2021年から620万以上がネットワークに追加された。NFTやDeFiの普及により、イーサリアムは順調にユーザーを増やしている。

専門家やアナリストは、デフレは年末に起こると予想していたようだ。しかし、9月現在彼らの予想を上回る勢いで取引が行われており、止まる様子は見せていない。

現在、イーサリアムは3,300ドル(約36万3千円)前後で取引されている。

(TradingViewのETHUSDチャート 1日足)

9月7日未明に起こった暴落「フラッシュ・クラッシュ」の後も、イーサリアム保有者や投資家の多くは、取引所で売ることなく長期目線で保有し続けることを決めたようである。今後もイーサリアムの値動きに注目が集まる。

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この記事は、u.todayの「$35 Million Worth of Ethereum Coins Burned with New ATH of Active Addresses」を参考にして作成されています。