米国大手ソフトウェア会社が株式売却、ビットコイン購入資金に充てると発表

米ナスダック上場企業であるMicroStrategy社は、ビットコインを購入していく強い意向を示している。同社は、ビットコインの購入資金については下記の通り準備を進めているという。

  1. ビットコイン購入のために5億ドル(約550億円)の債務提案を行う。
  2. ビットコインの購入のために10億ドル(約1,100億円)の株式を売却する可能性がある。

同社はすでにビットコインを92,000BTC(約37億ドル)を保有しており、さらなる追加購入を検討しているようだ。

この詳細は、同社の米国証券取引委員会への提出書類(SECファイリング)によって発表された。

調達後の資金の全てがビットコインに充てられた場合は、総額15億ドル(約1,650億円)となり、テスラ社が購入したとされる15億5000万ドル(約1,700億円)に匹敵する数字となる。テスラ社が購入を発表したのは2021年2月8日であり、4月14日に最高値64,000ドル(約704万円)超を記録するまで、ビットコインは強い上昇をしてきた。今は小康状態であるが、もし今後多額の資金がビットコインに流れ込む場合、再び上昇優勢の状況に変わる可能性がある。

同社は今回の発表について、以下のように述べている。

当社は、ビットコイン取得を含む一般的な企業目的のために、株式の売却による収入を使用する予定です。収入の金額は決定していません。(中略)経営陣は、あらゆる売却による収入の配分に関して、幅広い裁量権を持ちます。

同社は株式を売却した資金は、あくまでビットコイン取得を "含む" 用途に使用するとしている。同社の資金が市場にどれほど入ってくるのか、今後の動向に注目していきたい。

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