Dogeコインのシンボル画像が約4億円で落札

Dogeコインのシンボルである雌の柴犬(通称:カボス)の元画像が、@PleasrDAOによって1696.6ETH(約4億円)で落札された。1枚の画像に数億円の価値がついて落札された事実は、2021年でもっともスポットライトが当たるニュースとして、仮想通貨界にのみならず各方面で話題を呼んでいる。

Dogeコインのシンボルである犬の写真は、@kabosumamaという日本人女性によって撮られ、最初は2010年に彼女のブログへアップされた。愛犬カボスの愛らしい姿と写真に書かれた特徴的な英語によって、インターネット上で話題となり、世界的に画像が出回ったのちにDogeコインのシンボルとなった経緯がある。

落札された画像にはNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)と呼ばれる技術が使われ、唯一無二の存在であることが証明される。NFTではブロックチェーン上で、参加者相互の検証が入ることでコピーや改ざんをしにくくし、デジタルデータとしての資産価値を持たせられるようになっている。この技術を用いた電子データはオークションにかけられ、一番高い価格を提示したものが元データを入手する権利を得る。

DogeのNFTは当初「Dogeのすべてが始まった元のイメージ」として売りに出された。最初は6.5ETH(152万円)を支払う意思のある個人から始まったが、@PleasrDAOのグループが加わったことにより、オークションは激化。最終的に1696.6ETH(約4億円)を提示した@PleasrDAOが、Dogeコインの熱狂的なファンである@TwoDollarHotDogeを退け、入札を果たした。

テスラCEOのイーロン・マスク氏もDogeコインの支持者として知られている。彼は今回のオークションには参加しなかったが、以前Dogeコインに関するツイートをしたところ、一時価格が高騰したことがあった。

「Dogeの開発者と協力して、トランザクションの効率を向上させています。将来的に有望なコインです。」

今回1枚の画像に4億円を超えた値がついたように、デジタル資産にも高値がつくようになった。現在自身の作品をNFTとしてコピー不可にして売りだす人が急増しているという。今後は仮想通貨の価格だけでなく、デジタル資産の価格も注目される。

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