Visaが、イーサリアムのブロックチェーン上でステーブルコインUSDCによる支払い処理に成功したと発表した。

Visaはこの新しい機能を今後1年間でパートナー企業へと導入する予定となっている。

VISAが仮想通貨決済システムのテストに成功

Visaの発表によると、同社はCrypto.comと提携して、仮想通貨の支払いの効率化に成功したとのことだ。今月初めに行われたテストプログラムでCrypto.comは、機関投資家向けのブロックチェーンセキュリティ企業であるAnchorageのVisaイーサリアムアドレスにUSDCのトランザクションを送信した。

この事柄についてVisaは「Visaの決済プラットフォームにとっては小さな一歩、デジタル通貨と従来の不換通貨の統合にとっては大きな一歩」とコメントしている。

さらにテストを重ね、顧客やパートナー、規制当局のメンバーとの対話を重ねた後、今後1年間で他のパートナーにもこの機能を提供していきたいと考えています。

同社がイーサリアムブロックチェーンを使用することで、取引完了前に仮想通貨を法定通貨に変換する必要がなくなり、多くの企業が効率化にを進めることができるようになった。

VisaのチーフプロダクトオフィサーであるJack Forestell氏は次のように語った。

クリプトネイティブなフィンテック企業は、自社のビジネスやデジタル通貨の複雑な形態を理解してくれるパートナーを求めています。今日の発表は、ステーブルコインや仮想通貨でビジネスを管理するフィンテックのニーズに対応するための大きなマイルストーンです。これは世界中のあらゆる通貨での支払いを安全に促進するという、当社が日々行っていることの延長線上にあります。

Visaは、同社の決済システムが現在、毎日「数十億ドル」を扱っていると述べている。今後は、「USDCなどの安定したコインの照合と通貨変換への対応」と「仮想通貨ウォレットの決済レポートの作成」に着手するとのことだ。

Visaはこれからをパートナーを集めていく予定とのことだ。このカードブランド大手が仮想通貨への取り組みを進めていくことで、より多くの人が便利に仮想通貨を用いることができる時代となっていくだろう。

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この記事は、ZyCryptoの「Visa To Begin Accepting Cryptocurrency To Settle Transactions On Its Payment Network」を参考にして作成されています。