SquareのCFO(最高財務責任者)であるAmrita Ahuja氏は、Fortuneとのインタビューで「すべてのバランスシートにビットコインが載るケースは絶対にある」と語った。

同社は昨年からビットコインへの投資を進めており、その啓蒙活動に大きな役割を果たしている。

Square社CFOは諸企業のバランスシートへのビットコイン追加を期待

決済会社SquareのCFOであるAmrita Ahuja氏は、Fortuneに掲載されたインタビューの中で、ビットコインは全主要企業の貸借対照表に採用されるべきだと主張している。同氏は「すべてのバランスシートにビットコインが載るケースは絶対にある」と述べ、Square社の戦略がどのようにして仮想通貨の広範な採用をサポートしているかを説明した。

すべてのバランスシートにビットコインが載るケースは絶対にあります。私たちは、ビットコインや仮想通貨はグローバルに考えると、金融サービスへのアクセスを拡大するものだと考えています。

Square2018年に、ユーザーがデジタルウォレットに保管されているビットコインを購入できるP2P決済プラットフォーム「Cash App」を立ち上げた。Ahuja氏によると、この決済プラットフォームは1月だけで100万人のユーザーを増やし、現在は合計400万人の顧客を抱えているという。

昨年は、300万人のお客様が当社のプラットフォームでビットコインを売買し、1月にはビットコインだけで100万人の新規顧客を獲得しました。Squareは、仮想通貨の幅広い導入と認知度の向上を今後もサポートしていきたいと考えています。

そして202010月、Squareはビットコインに5,000万ドルを投資し、続いて2月には17,000万ドルを投資した。この点については、会社として長期保有の姿勢を貫く旨をAmrita Ahuja氏は示唆した。

ビットコインのエコシステムがどのように進化するかに基づいて、継続的に戦略を評価していきます。"当社のバランスシート上でビットコインに行った投資は、当社の現金の約5%に相当しますが、長期的に保有するつもりです。

コインパートナーの見解

今年2月、JPMorgan Chase&Coは「ポートフォリオを多様化する手段」として資産の1%をビットコイン購入に充てることを勧めた。その主な理由は財務リスク減少と、リターン増加を狙ってのものだ。この点を証明するかのように、SquareやMicroStrategy、Teslaなどの諸企業は、投資金額こそそれぞれ違うものの現段階においては大きな利益を得ている。

また、つい最近TIME誌は『ビットコインに精通していること」をCFOの役割の必須条件として求人した。このようにビットコインが持つ影響力は徐々に増している。「価値の保存手段」としての認知がこれからより進んでいけば、Amrita Ahuja氏が語る「すべてのバランスシートにビットコインが採用される」という未来に一歩一歩近づいていくだろう。

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この記事は、Decryptの「Square CFO Amrita Ahuja Makes The Case For Bitcoin On 'Every Balance Sheet'」を参考にして作成されています。