2月は多くの仮想通貨が驚異的な成長を遂げたが、バイナンスコイン(BNB)もそのひとつであり、一時は335ドル台にまで達した。

この記事では簡単にバイナンスコインとBinanceについて簡単に説明していく。

バイナンスコイン(BNB)が2月暴騰

2月上旬~中旬はビットコインやイーサリアムが大幅に価格を伸ばした時期であったが、ほぼ同時期にひとつのアルトコインが大きな飛躍を遂げた。そのコインとは、バイナンスコインだ。バイナンスコインは22日に50ドル台に達し、過去最高値を更新。その後も上昇を続けていたが、17日から20日にかけてさらに急騰し、21日には335ドル台まで価格を伸ばしていた。

出典:Coinmarketcap

これにより仮想通貨時価総額ランキングにおいて5位まで浮上。リップルやライトコイン、ビットコインキャッシュなどを追い抜かしている。

出典:Coinmarketcap

バイナンスコイン(BNB)とは

バイナンスコイン(BNB)とは、大手仮想通貨取引所”Binanceが発行している取引所トークンのことである。バイナンスコインは”バーン(燃焼)”と呼ばれる特殊なシステムを採用している。Binance1Qごとに利益の20%BNBの買い戻しにあてており、買い戻したBNBをそのまま破棄・処分している。このシステムがバーンと呼ばれており、この仕組みによってBNB流通量は徐々に減っていき、相対的に価値が高まることになる。

また、Binanceでの取引手数料は通常0.1%となっているが、取引をBNBで行うと、1年目:手数料50%割引、2年目:手数料25%割引など、年数に応じて手数料が割り引かれる仕様となっている。

BinanceはDeFi分野で成長

Binanceは20209月に”Binance Smart Chain”をリリースし、DeFi分野においてイーサリアムの競争相手となった。Binance Smart Chain で運用されているDEX(分散型取引所) PancakeSwapVenusは昨年末以降急速に成長し続けており、既存DeFiプラットフォームであるUniSwapAaveへの対抗馬となりつつある。また、イーサリアムベースのDeFiに比べ、手数料がかなり安いことも好調要因のひとつとなっているようだ。

Binanceが世界最大手の仮想通貨取引所として強力な知名度を誇っている点や、”Binance Smart Chain”を用いたDeFiプロジェクトが頭角を現わしてきている点などから、バイナンスコインは今後も注目を集め続けていくだろう。さらなる価格上昇にも期待がかかるため、BNBチャートも定期的にチェックをしていきたい。

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この記事は、Bitcoinist.の「EXPLAINING BINANCE COIN’S (BNB) SURGE PAST DOT, XRP, AND LITECOIN」を参考にして作成されています。