ビットコインは22日から約2日間にわたり大きな下落となった。
しかし、Ark Investment Management社CEO・athie Wood氏は今回の下落を「健全な修正」と呼んでいる。

「健全な修正を見ることができて嬉しい」

2月に入り大躍進に拍車がかかっていたビットコインは、22日から大暴落に転じた。22日4時台に58,346ドル台であったビットコインはそこからほぼ2日間にわたって下落し、24日5時台には45,488ドル台まで価格を落とした。これは-22.04%の非常に大きな下落であり、市場に一定のショックを与えた。

しかしこの下落のなかにあっても、大手資産運用会社Ark Investment ManagementのCEOであるCathie Wood氏はビットコインへの信頼を失わなかったようだ。Bloombergとのインタビューで同氏は以下のようにコメントを残し、今回の下落を「健全な修正」と捉えている姿勢を明らかにした。

ビットコインについては非常に肯定的で、ここで健全な修正を見ることができてとても嬉しい。

イノベーション分野を対象とした運用に力を入れているArk Investment Managementを率いているCathie Wood氏は、これまでもビットコインに好意的な発言をいくつか残している。

2020年12月―Bloombergとのインタビュー

ビットコインは暗号化エコシステムの基軸通貨であり、非常に重要である。ビットコインのブロックチェーンは他のブロックチェーンの中で最も安全性が高い

2021年1月―Yahoo Financeとのインタビュー

このヘッジ(ビットコイン)をバランスシートに載せる会社も増えると思う。特に、テクノロジーを理解し、それに慣れているテクノロジー企業が。

今回のビットコイン暴落は、最近比較的順調に価格を伸ばしていたなかにあって比較的ショッキングな出来事ではあった。しかし、Cathie Wood氏が語るようにこれは「あるべき下落のひとつ」なのかもしれない。その後、Squareのビットコイン購入のニュースなどもあり、当記事執筆時点(2/24 21時)ではビットコインは50,397ドル台まで回復し、5万ドルを取り戻している。この後の展開が今後を占っていく可能性もあるため、ここ数日の動向には気を配っていく必要があるだろう。

(参考 TradingViewのXBTUSDチャート 1時間足)

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この記事は、Bloombergの「Bitcoin Climbs After Renewed Backing From Ark’s Cathie Wood」を参考にして作成されています。