元SECの委員長であり、現在リップル社の弁護士Mary Jo White氏がリップル訴訟に関して、SEC(米国証券取引委員会)が完全に間違ったことをしていると非難している。

リップル社の弁護士は「SECは完全に間違っている」と主張

元SEC委員長のMary Jo White氏が、無許可の有価証券の販売疑惑でリップルを訴えたことに関して、SECは失態を犯したとFortuneのインタビューで主張している。

この訴訟を体裁良く見せる方法はありません。彼らは法的にも事実上も完全に間違っている。

現在、同氏がリップル社の弁護士であることを考えると、全ての意見を鵜呑みにする訳にはいかないものの、米国トップの証券弁護士の一人であり、SECのような機関での意思決定に関わるプロセスについては広い見識を持っている

まず、White氏はSECがリップル社に対して12月に告訴状を提出したという事実に着眼している。

この時期は、前委員長のJay Clayton氏を含むSECの上層部のほとんどが退陣の危機に瀕していた時期であり、SECがリップルを調査するのに何年もかかった後であった。

元連邦検事でありSECの委員長であるあなた(Jay Clayton氏)は、事件を解明するのに時間がかかる時は、訴訟問題を持ってくるべきではないことを知っている。

また、同氏はSECがイーサリアムは有価証券ではないと宣言したことを考えると、SECの訴訟は恣意的であるとも主張している。そして同氏は、この訴訟のために150億ドルの時価総額が失われ、SECが保護する義務を負っているはずの一般投資家を犠牲にしたと非難している。

この訴訟の行方は分からないが、White氏は早ければ10月に裁判所からの略式判決という形で解決する可能性があると示唆している。また、現SEC委員長のGary Gensler氏が仮想通貨に精通しており、この訴訟に関心を持つ可能性が高いことを指摘している。

あなたには委員長として希少な資源がある。あなたは選択しなければならない。仮想通貨のランドスケープは非常に重要なものであり、明確化する必要がある。

果たして訴訟はどのような進展を見せるのだろうか、今後の動きに注目したい。

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この記事は Fortuneの「SEC is ‘dead wrong’: Former chair Mary Jo White defends Ripple in pivotal crypto case」を参考にして作られています。