リップル社がアジア太平洋市場でXRP流動性拡大へ、新たに米ニューヨークにて求人開始で注目

リップル(Ripple)社が、アジア太平洋市場でのXRP流動性の拡大を計画していることが明らかになった。

さらにリップル社は、中央銀行及びCBDC(=中央銀行発行デジタル通貨)に関連する求人募集も増やしており、ますますその動きを加速させている。

リップル社がアジア太平洋地域でXRP流動性拡大目指す、機関投資家の取り込み加速へ

リップル社が、アジア太平洋地域(APAC)市場でのXRP流動性の拡大を本格的に計画していることが明らかになった。

先日、リップル社は新たな求人情報を更新。『アジア太平洋市場でのリーチを拡大するための取り組みにおいて、重要な役割を果たす機関投資家向けの市場マネージャー』を募集する旨を、公式サイトにて報告した。

「リップル社は拡大を続けており、シンガポールに拠点を置くInstitutional Marketsチームに参加するための強力な分析スキルを備えた人材を求めています。」

XRP及び従来の市場インフラストラクチャを開発するためにコミュニティをサポートし…、アジア太平洋地域(APAC)に焦点を当て、マーケットメーカー・ブローカー・取引所及びその他の機関投資家との関係を構築・管理することでチームを支援する業務…を募集します。」

また、今回の求人にて採用された人物には『XRP制度的採用を促進する上での主導権』が付与される予定だという。

「この役割は、XRP流動性及びユースケースの管理・拡大を担当する機関投資家向けの市場チーム内の金融専門家をサポートし、緊密に連携することにあります。」

「リップル社…のビジョンには、効率的なデジタル資産市場及び健全な仮想通貨市場が必要であり、流動性はそのビジョンを実現するための重要な要素です。」

上記のリップル社による新たな求人は、今後同社が本格的にアジア太平洋市場におけるXRP流動性の拡大を図ろうとしていることを示唆していると考えられ、活躍の場がより一層広がる可能性が高い。
アジア太平洋市場でのリップル社の動向及びXRP市場の動きには、引き続き注目していく必要がありそうだ。

リップル社は中央銀行・CBDC関連事業にも注力、XRPL拡張に向けて着々と前進

(Source:https://ripple.com/company/careers/all-jobs)

さらに、リップル社は中央銀行及びCBDC(=Central Bank Digital Currency/中央銀行発行デジタル通貨)に関連する求人募集も増やしている。

この中で特に興味深いのは、その募集対象地域だ。

(Source:https://boards.greenhouse.io/ripple/jobs/2557286)

最近更新された上記の募集要項によれば、ロンドンやニューヨークでの求人が増えている模様
SEC(米証券取引委員会)との訴訟問題に揺れるリップル社だが、このタイミングでアメリカ国内地域にて新たな求人が開始されたという事実は、大いに注目に値するだろう。

中央銀行及びCBDC関連する求人募集において新たに変更された主な役割は以下の通り。

・金融機関との協力体制を築き、XRPL及びXRP利用システムの開発
・各国中央銀行とリップル社の関与拡大
・CBDCの設計及びマネジメント

 業界からはSECとの訴訟問題に注目が集まる一方で、着々とXRP拡大に向けてグローバルに躍進を続けるリップル社。その姿勢からは、リップル社の掲げるビジョン達成に向けたXRPの本格的なユースケース拡張への着手がうかがえる。
また、各国の中央銀行がXRPLにどれほどの関心を寄せているのかについても、非常に興味深いところである。

今後も、リップル社の飛躍からますます目が離せない展開が続いていきそうだ。

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この記事は、dailyhodl.comの「Ripple and XRP: Ripple Reveals Push To Expand Institutional XRP Liquidity in Asia, Launches Hiring Spree for RippleX.」を参考にして作成されています。