Ripple社の共同創設者のひとりで元CTO(最高技術責任者)であるJedMcCaleb氏が、先週1週間で大規模なリップル(XRP)の投げ売りを加速させている。

報告されたデータによると、過去1週間でJedMcCaleb氏によって売却されたリップル(XRP)合計で『約1億4,000万XRP』にものぼるといい、これはおよそ『6,930万ドル』に相当する。

「約1億4,000万XRP」の大量売却でリップル(XRP)の売り圧強化に懸念、Ripple社元CTOが“ジェド売り”を加速

XRPネットワークのデータ分析を行うXRPscanが報告したデータによると、Ripple社元CTOのJedMcCaleb氏が「過去1週間で約1億4,000万XRPを売却」したことが発覚した。

日別の売却量についてみると、いわゆる“ジェド売り”の規模の大きさがうかがえる。
JedMcCaleb氏は、2月4日から2月6日の3日間で、それぞれ『1,270万XRP』ずつ売却。続いて2月7日から2月8日の2日間で、 それぞれ『1,900万XRP』の売却を繰り返した。その後もJedMcCaleb氏は、さらに3度にわたって『1,900万XRP』ものリップル(XRP)を売却。
そして昨日までの1週間で合計売却量は『約1億4,000万XRP』となった。

(Source:https://forkast.news/ripple-jed-mccaleb-xrp/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=ripple-jed-mccaleb-xrp)

なお、JedMcCaleb氏がリップル(XRP)の売却量は非常に大規模なものでありながら、リップル(XRP)価格に直接的な悪影響をおよぼさなかった。
それどころか、リップル(XRP)価格は過去24時間で約7%の上昇、過去7日間では約33%もの上昇を記録しており、そのパフォーマンスの高さではビットコイン(BTC)を上回る形となっている。

しかし依然として、JedMcCaleb氏による大規模な“リップル(XRP)売り”が強力な“売り圧力”として作用する恐れがあるとの見方も広がっており、今後も引き続きその動向に対して細心の注意を払っていく必要がありそうだ。

好調リップル(XRP)価格への影響に警戒、Ripple社発展に貢献した“Jed McCaleb氏”の正体とは一体?

Jed McCaleb氏は、2013年までRipple社のCTOを務めた人物。
Ripple社の主要な貢献者のひとりとして、同氏の役割に対する報酬計画の一環として当時『90XRP超』を取得していた。
その後2014年にStellar Development Foundationを共同設立したJed McCaleb氏は、幾度となく自身の保有するリップル(XRP)を売却してきた。

ときに“ジェド売り”とも呼ばれるその大規模な売却行動は、リップル(XRP)市場に多大な影響をおよぼすのではないかとたびたび不安視されている。

上記のように、以前にはトランザクションデータ分析を行うWhale Alertが2020年の1年間で「Jed McCaleb氏が『4億1,100万ドル相当』のXRPを売却していた」ことを報告していた。

さらに、先月1月に2021年最初の“リップル(XRP)売り”を実行した同氏は、1月の1ヶ月間で『2,860 万XRP』を売却。
その際には、Jed McCaleb氏の動きが「XRPの事前寄付に関連している可能性がある」との意見も飛び交っていた。

年々加速傾向にあるJed McCaleb氏によるリップル(XRP)売却行動に対して、仮想通貨市場全体から懸念視する声があがっている。

また、昨年末頃に明らかとなったSEC(米証券取引委員会)によるRipple社訴訟事案では、Jed McCaleb氏が相手方として挙げられていなかったことでもその動向に注目が集まっていた。

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この記事は、forkast.newsの「Ripple co-founder Jed McCaleb unloaded $69 million worth of XRP in a week.」を参考にして作成されています。