リップル(XRP)は0.4ドル台を維持

昨年末SEC(米国証券取引委員会)によって起こされた訴訟によって低迷していたリップル(XRP)。
しかし、1月末の急上昇をきっかけに、現在は0.4ドル台(43円前後)を維持している。

(参考:TradingViewのXRPUSDチャート 1時間足)

XRPが年末の20円台から現在の40円台まで上昇した要因は、以下の2つだと考えられる。

・リップル社がSEC訴訟に対して回答書を提出したこと
・ビットコインとドージコインによる後押し

リップル社がSECに回答書を提出

そもそも、リップル社はSECによってどのような経緯で訴えられたのだろうか。

SECは昨年12月、リップル社とCEOらに対し、「証券法違反」の訴訟を起こした。
SECは、リップル社が2012年に法律事務所からXRPトークンが有価証券に当たる可能性を指摘されていたのにも関わらず、2013年から7年間に渡って有価証券登録を受けずにXRPトークンを販売し、1300億円を超える資金調達を受けていた点を指摘。
特にXRPトークンの販売方法について、「売買の際、投資家に十分な情報開示が行われていなかった」と問題視しているようだ。

これに対し、リップル社は1月29日にSECに対して回答書を提出した。
その回答書では、「XRPは仮想通貨である」との姿勢が明確に示されていたため、回答書の公表を受けてXRPは好調に転じた。

「マスク砲」によるビットコイン・ドージコインがXRPを後押し

「マスク砲」と呼ばれるテスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏によるTwitter上での発言がXRPに好影響を与えているようだ。

先月29日には、マスク氏のTwitterのプロフィール欄に「#bitcoin」と記載(※現在は削除)しただけでビットコインの価格は急騰した。

アルトコインの上昇は、多くの場合ビットコインの上昇によって起こるため、「マスク砲」によるビットコインの上昇はXRPの後押しとなったようだ。

(参考:TradingViewのXRPUSDチャート、BTCUSDチャート 4時間足)

また、XRPはドージコインとも相関関係があるようだ。

ドージコインとは、もともとはビットコインをまねたネタ通貨で、テスラ社のイーロン・マスク氏と深いつながりがある。
マスク氏はTwitterでたびたびドージコインに言及しており、そのたびにドージコインは急騰している。

5日前にもマスク氏のツイートを受けてドージコインは急上昇したが、その際にXRPも追随する形で急上昇した。

(参考:TradingViewのXRPUSDチャート、DOGEUSDチャート 1時間足)

以上からXRPとビットコイン・ドージコインの間には強い相関関係が存在していることがわかる。

したがってXRPの動向を探るためには、リップル社・マスク氏・ビットコイン・ドージコインの動向に注意する必要があるだろう。

\無料アプリを使って/

暗号資産(仮想通貨)のニュースを逃さずチェック

この記事は、U TODAYの「Three Reasons Why XRP Surged to $0.30 Earlier Today」を参考にして作成されています。