伝説的な投資家であるBill Miller Ⅲ氏の息子である”Bill Miller IV氏”が、 MicroStrategyが発行した転換社債を購入した経緯を明かした。
同氏はビットコインに好意的な姿勢を示しており、「ビットコインを所有しないことは大きな間違いであり、われわれはそれが今後も真実であり続けることを期待している」と語っている。
Bill Miller IV氏は、著名投資家である父親(Bill Miller Ⅲ氏)と共同で”Miller Value Partners”のための収入戦略ファンドを管理している。
※以下、Bill Miller IV氏を『Miller氏』と記載
Miller氏は1月21日に投資家に宛てた” 2020年第4四半期レター”で、Miller Value FundsがMicroStrategyの転換社債を購入した経緯を説明した。
ビットコインの投資事例を検討した後、私たちが所有するMicroStrategyの転換社債を検討する時が来た。これは同社が抱えている唯一の負債であり、発行額は6億5000万ドルで、コアビジネスの価値の約半分である。だから、MicroStrategyが同等の債券を発行したとき、私たちの評価ではビットコインにマイナス面はほとんどなく、ほぼ無料のコールオプションがあった。
ビットコインに関連付けられた転換証券を購入する他の収入戦略はおそらく多くないので、このユニークな機会についての私たちの考えを強調する価値があると考えた。
昨年12月11日のプレスリリースにてMicroStrategyは、転換社債の販売により6億5000万ドルを調達したことを発表していた。
この調達により、MicroStrategyは負債を買い戻さない限り、2021年6月から2025年6月までのあいだ年間0.75%の割合で投資家に返済をすることになっている。
Miller氏はレターの前半で、ビットコインとは何かを説明し、投資の理由について触れている。
ビットコインは過去10年のうち8年間で最高のパフォーマンスを記録しており、年間パフォーマンスは、次点のNasdaqを10倍も引き離している。
ビットコインを所有しないことは大きな間違いであり、われわれはそれが今後も真実であり続けることを期待している。
ビットコイン長期保有者のほとんどは、ビットコインで他の何よりも高い収益率を得ている。それを理解している人は、現時点で過剰な限界流動性を他の資産に投資する理由はほとんどないと考えている。
MicroStrategyは自らがビットコインに投資するだけでなく、今や多くの企業や投資家に影響を与える存在になりつつある。
2月3日/4日に同社が主催するビットコインセミナーが及ぼす影響にも注目だ。
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この記事はCoinDeskの「Why Did Bill Miller and His Son Buy MicroStrategy Debt? It’s the Bitcoin」を参考にして作られています。
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 Takahashi