2020年以降、怒涛の勢いでビットコイン(BTC)の購入を続け、仮想通貨市場全体に大きな影響をおよぼしてきたMicroStrategy社CEO(最高経営責任者)のMichael Saylor氏が、CNBCのインタビューに応じた。
Michael Saylor氏は、『現段階で数千人もの経営幹部らが仮想通貨に関心を抱いている』ことを明かし、機関投資家によるビットコイン市場参入が今後も引き続き継続的に行われていく可能性が高いことを示唆した。
「機関投資家によるビットコイン市場参入の流れは、まだまだ続く。」
Today, I had a good discussion with @MorganLBrennan & @GuyAdami about the maturation of #Bitcoin as an asset class, the acceleration of #BTC adoption by institutions, & the advantages corporations are gaining as they join the #Bitcoin monetary network. https://t.co/qYQ8nw8DGO
— Michael Saylor (@michael_saylor) January 22, 2021
過去数カ月間、“ビットコイン”や“仮想通貨”といった存在はウォール街や世界的企業の間でも熱いまなざしが向けられた。
この潮流は、MicroStrategy社が大量のビットコインを購入した2020年8月より徐々に始まった。
これに続いてSquare社や米保険会社Massachusetts Mutual社がビットコイン市場への参入を表明したことで、最近では機関投資家による仮想通貨購入という動きは以前ほど珍しいものではなくなりつつある。
機関投資家によって吸い上げられたビットコインの価値は合計で数億ドルから数十億ドルにものぼるといい、いまやその存在は無視できないほどに。
しかし、機関投資家によるビットコイン市場参入の先駆者とも言われる、上述のMicroStrategy社CEOを務めるMichael Saylor氏は、「(機関投資家のビットコイン市場参入は、)まだまだ完了していない」と語る。
先日行われたCNBCでのインタビューにて、Michael Saylor氏はビットコインをふくむ仮想通貨市場に関する自身の見解について力強く語った。
On Feb 3 & 4, @MicroStrategy will host Bitcoin for Corporations. Join our officers, industry luminaries & strategic vendors for a free, online, accelerated course in #Bitcoin strategy & tactics to grow your company & create shareholder value.https://t.co/dHYPyWGxbo
— Michael Saylor (@michael_saylor) January 12, 2021
Michael Saylor氏は、上記のように『今年2月3日、4日に企業向けにビットコイン・仮想通貨購入に関する戦略講座イベント』を行うことをすでに発表しているところ、当該イベントには何千人もの経営幹部や役員らが集結することを報告した。
「2月の第1週には、何千人規模もの経営幹部・役員・取締役・各企業の顧問が集結する予定です。参加者たちは、ビットコインを貸借対照表または損益計算書にプラグインするプロセスを理解したいと思っているようです。(中略)わたしたちは、それらをすべて公表するつもりです。」
同氏の発言を受けて、米国屈指の実業家でビットコインホルダーとしても知られる「Dan Tapiero」氏(@DTAPCAP)が、自身のTwitterにて、すかさず以下のように反応。
Wow.@michael_saylor total #bitcoin animal on CNBC just now...
— Dan Tapiero (@DTAPCAP) January 22, 2021
...saying he is hosting in early Feb a bitcoin conference for corporate leaders to explain the #btc value proposition. Also will make publicly available his company execution playbook.
1000s of people to attend!!!
このような一連の動きは、業界著名人らの間でもビットコインや仮想通貨への関心がじわりじわりと高まりつつあるという現状をうかがわせた。
そして、ここでより興味深いのは、Michael Saylor氏が「数千人規模」の人々が集まることを公言したことだ。
Michael Saylor氏による発言を受けて、各仮想通貨アナリストらは、「これら多くの世界中の企業の資金がビットコイン市場に流入した場合、最終的にはビットコイン市場をはるかに成長させることにつながる可能性が高い。」との見方を強めているという。
2020年12月、JPモルガン・チェースのストラテジストは「世界中の保険会社や年金ファンドがMassachusetts Mutual社の事例に追随することで、今後数年にわたって、需要が増加する可能性がある」との見解を明かした。
くわえて、以下のような分析結果も報告している。
「アメリカ・EU・イギリス・日本の年金ファンドや保険会社が資産の1%をビットコインに向けると、新たに6,000億ドル(約62兆円)規模もの需要が生まれる可能性が高いです。」
MicroStrategy社CEOのMichael Saylor氏によるはたらきかけは、JPモルガン・チェースのストラテジストの予測を現実とする可能性を十分に秘めているだろう。
つい先日、MicroStrategy社は新たに「1,000万ドル」に相当する「約314BTC」のビットコインを追加購入したことを発表。
今回の購入によって同社のビットコイン保有量は「70,784BTC」となり、市場での存在感は日に日に強まっていることは間違いないだろう。
来月2月3日・4日に行われる無料オンライン講座イベントへの動向も見守りつつ、参加企業にはどういった会社が名を連ねるのかにも注目していきたいところだ。
\無料アプリを使って/
この記事は、cryptoslate.comの「Bitcoin News; MicroStrategy CEO claims to have “thousands” of executives interested in Bitcoin.」を参考にして作成されています。
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 kenta