仮想通貨リップル(XRP)が、ついに時価総額ランキング第5位に後退した。

代わって第4位となったのはライトコイン(LTC)

先日のSEC(米証券取引委員会)によるRipple社提訴問題が報じられて以降不安定な状態にあったリップル(XRP)だったか、ここにきてあらゆる方面にその影響が及び始めている。

大暴落の仮想通貨リップル(XRP)、時価総額ランキング第5位に後退

(Source: https://u.today/xrp-falls-below-litecoin-ltc-as-coinbase-announces-trading-suspension)

MessariOnChainFxによって提供されたデータによると、仮想通貨リップル(XRP)が時価総額ランキングでライトコイン(LTC)に抜かれ、第5位に後退した。

これまで、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETC)とともに仮想通貨市場を牽引してきたリップル(XRP)に、暗雲が漂っている。

米大手仮想通貨メディアu.todayによると、今回のリップル(XRP)の時価総額大幅減少は、取引所Coinbaseによる「XRP取引全面停止」が大きく関わっているという。

大手仮想通貨取引所Coinbaseがリップル(XRP)取引全面的に停止へ、市場に暗雲漂う

日本時間1229日、世界的大手仮想通貨取引所Coinbaseは、SECによるRipple社提訴問題を受けて「XRP取引を段階的に制限し、2021年1月19日までには全面的にその取引を停止する」旨を発表した。

Coinbaseの最高法務責任者を務めるPaulGrewalがおこなったブログ投稿では、Ripple社およびSECの動向、そしてそれらを踏まえた上で仮想通貨リップル(XRP)への今後の対応として、以下のように報告された。

「わたしたちは、お客様に対して幅広い資産へのアクセスを提供するように努めています。これらの資産はすべて、デジタル資産フレームワークに照らして評価され、セキュリティ、コンプライアンス、プロジェクトが世界的に開かれた金融システムを構築するというわたしたちの使命と一致しているかどうかを評価した上で提供が行われています。わたしたちは、これら資産の1つへのお客様のアクセス様式を変更する旨の決定を真剣に受け止めます。」

Coinbaseによるリップル(XRP)への対応変更は、大手取引所では『Bitstamp』・『OKCoin』に次いで3つ目である。

なお、Coinbaseは、ウォレット提供およびSparkトークンの付与は継続するとともに、XRP上場廃止については明らかにしていない。

リップル(XRP)価格は22%超規模の大暴落、その他アルトコインも軒並み下落傾向

(Source: https://u.today/xrp-falls-below-litecoin-ltc-as-coinbase-announces-trading-suspension)

世界最大手仮想通貨取引所のひとつCoinbaseによるこのような発表は、リップル(XRP)市場に激震を走らせた。

Coinbaseの動きを受けて、仮想通貨リップル(XRP)の価格は22%以上もの大幅下落を記録し、執筆現在(12月29日17時半現在)で0.227ドル(約23.53円)付近を推移している。

また、他のアルトコインも軒並み下落傾向にあり、リップル(XRP)の影響は仮想通貨市場全体に幅広く及んでいる模様。

今後もSECRipple社の動向次第では、リップル(XRP)のみならず多くのアルトコイン市場に影響が及ぶ可能性が高い。

引き続き、両者の動向を注視していきたい。

\無料アプリを使って/

暗号資産(仮想通貨)のニュースを逃さずチェック

この記事は、u.todayの「XRP Falls Below Litecoin (LTC) as Coinbase Announces Trading Suspension.」を参考にして作成されています。