2020年の仮想通貨は、まさしく激動の1年と言えるだろう。
新型コロナウイルスによるコロナショックから始まり、半減期、DeFiバブル、PayPalの機関投資家参入やリップル社の訴訟、ビットコインの過去最高価格更新など話題をあげたら話が尽きない。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1日足)
そんな仮想通貨に対して、界隈の有名人は数多くの価格予想をしてきた。
今回コインパートナーでは、実際にどんな人が価格を予想を成功させたのか、はたまた誰が予想を外したのか、調査した。
①分析プラットフォームGlassnode
2020年6月に分析プラットフォームGlassnodeは、ビットコインが2万ドルまで上昇すると予想していた。
その理由として、仮想通貨ハッシュ値の上昇や膨大な量のビットコインが1年以上動いていないことを挙げており、2017年のバブルと同じ状況に置かれていると分析。
結果として5ヶ月後の11月にビットコインは2万ドルまで上昇することに成功している。
②仮想通貨取引所Kraken
2020年3月、仮想通貨取引所Krakenは、400人のVIP仮想通貨とレーダーに向けてアンケートを実施。
400人のVIPトレーダーたちは、2020年中にビットコインは2万3千ドルまで上昇するのではないかと予想していた。
実際、2020年中に2万3千ドルを突破することに成功しており、VIPトレーダーの名に恥じない素晴らしい予想となった。
③仮想通貨分析会社CryptoQuantのCEO、Ki Young Ju氏
2020年7月、Ki Young Ju氏は2017年と2019年の2つのチャートを用いて、仮想通貨取引所のビットコインの引き出しがピークに達した4ヶ月後にビットコイン価格は急騰するだろうと予想。
BUY #BTC when whales send bitcoins out of the exchange. The BULL market usually starts four months after the exchange average withdrawal hits year-high.https://t.co/JPbe3Pcaaw pic.twitter.com/UMBtAacyTh
— Ki Young Ju 주기영 (@ki_young_ju) June 22, 2020
ビットコインクジラの動きをよく分析した同氏の予想通り、ビットコインは11月に高騰を記録している。
①Tom Lee氏
2020年1月、アメリカ大手投資ファンド会社Fundstart社創設者であり、元JPモルガンのストラテジストとして名を馳せるTom Lee氏は、今年中にビットコインは1千万円に到達すると大胆予想していた。
Tom Lee氏はCNBCからの取材にて、5月に行われる半減期と11月のアメリカ大統領選挙がビットコイン上昇の鍵を握っていると発言。
1月の時点では新型コロナウイルスの影響を想像することは出来なかったとはいえ、大きく予想を外してしまった結果となった。
②Angelo氏
2020年2月、Twitterで約16万人ものフォロワーを誇る著名投資家Angelo氏は、リップルが今年中に最低1ドルまで上昇すると予想。
My minimum take profits as we approach 2021:$BTC - $30k$ETH - $500$XTZ - $10$XRP - $1
— Angelo฿TC (@AngeloBTC) February 18, 2020
Good luck, have fun.
上記のツイートには6千以上のいいねがつくなど話題になっていたが、リップルは約0.8ドルまでしか上昇することができずにAngelo氏の考える最低ラインに到達することができなかった。
その他にもビットコインも3万ドルまで上昇することはできず、テゾス(XTZ)も10ドルまで上昇させることができなかった。
イーサリアムは500ドルを突破することに成功している。
このように、ジェットコースターのように激しい仮想通貨の価格をピタリと的中させた人もいれば、大きく外した有名人もいる。
今後も仮想通貨の予想をする人は数多く出てくるだろう。
その人の意見を鵜吞みにすることは絶対にしてはいけないものの、投資をするうえで判断の一つにしてみるのもいいかもしれない。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner