ビットコインを「カジノ事業」と比喩

Mobius Capital Pertnersの創設者で、伝説的存在として知られるマーク・モビアス氏はビットコインに対してはいまだに弱気だ。

モビアス氏はビットコインへの投資をカジノに例え、ビットコインには次を予測するための信頼に足る情報がないことから「あらゆる種類の噂と憶測に基づくカジノ事業」と表した。

ビットコインの価格を予想することは、敗者が行う駆け引きです。

つまり、仮想通貨のデメリットとして挙げられるボラティリティ(価格変動の度合い)が高いとモビアス氏は考えているようだ。

確かに、最近では今年の3月にビットコインの価格は1ヶ月で約50%の暴落し、その後再び価格が急速に回復しているといったボラティリティが高いと思われるようなことを経験している。

しかし、上場投資信託(ETF)に専門化した米投資運用会社のVanEck社の調査で興味深いことが明らかになった。

ビットコインのボラティリティはS&P500種指数銘柄の約30%よりも低水準

VanEck社の調査によると、ビットコインのボラティリティよりも90日間ではS&P500指数(米国株式市場の動向を示す株価指数のひとつで、市場全体の動きを表す指標として機関投資家などに広く利用されている)の112銘柄(22%)、1年間では145銘柄(29%)のボラティリティのほうが高かったことが判明した。

(参考:Factset. Data as of 11/13/2020. Volatility is measured by daily standard deviation)

ビットコインのボラティリティが米株式よりも低いという結果は、今までのビットコインに対する認識を改めるきっかけとなりうる。

また、Square社やMicroStrategy社といった米大企業に加え、スタン・ドラッケンミラー氏などのベテランの投資家はビットコインに対して強気で、ビットコインを信頼していることが伺える。

ビットコインが伝説の投資家に認められる日を期待したい。

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この記事はZyCryptoの「Bitcoin Is More Like A ‘Casino Operation’, Says Investment Legend Mark Mobius」を参考にして作成されています。