世界中で、「ビットコイン」の検索ボリュームが激増している。

2020年11月におけるビットコイン関連の月間検索ボリュームは約890万にものぼるといい、これは“仮想通貨元年”とも呼ばれる2017年頃と比較すると、およそ350%程度の増加に値する。

「ビットコイン」検索ボリュームが激増、バブル期2017年よりも350%もの増加か

BTC価格の急騰にともない、世界中で、「ビットコイン」の検索ボリュームが激増している。

投資関連プラットフォームeToroのシニアマーケティングマネージャーであるBradMichelson氏が調査したデータによると、2020年11月におけるビットコイン関連の月間検索ボリュームが約890万を記録したという。

これは、ビットコイン(BTC)価格が暴騰し、仮想通貨の話題が一世を風靡した“仮想通貨元年”とも称される2017年の12月よりもおよそ「350%」の増加に値するものだ。

今回、BradMichelson氏が引用したのは、SEOデータプロバイダーのSEMrushから算出したデータである。

SEMrushでは「ビットコイン」の検索ボリューム激増が明白に示されている一方、Googleトレンドのデータでは、その検索ボリュームの増加がSEMrushほど顕著ではない。

BradMichelson氏は、この一見矛盾にも思える点について、以下のように分析している。

「実際のところ、Googleトレンドのデータにおいても、201712月の「ビットコイン」の月間検索グローバルボリュームは、202011月よりもはるかに少ないです。」

「これは、Googleトレンドの場合、関連するキーワードを含む結果を除いて、1つのキーワードのみをカウントするからです。たとえば、Googleトレンドで「ビットコイン」と検索すると、そのキーワードの結果のみが表示されます。そのデータは、ビットコインに関連する他のすべての関連キーワードと検索用語を除外しています。そのため、Semrushのデータの方が、はるかに大きくなっていると考えられます。」

(Source: Google「Five-year chart Google search interest in “Bitcoin.”」)

2017年当時、ビットコイン(BTC)価格は過去最高の「20,000ドル(=約207.7万円)」に到達し、世間は大きな盛り上がりを見せていた。

単純に検索ボリュームという観点だけでみれば、そんな盛り上がりをみせた2017年よりも、2020年現在の方が世界中の人々の「ビットコイン」に対する関心が高いということになる。

事実、ここ最近の新規ビットコインアドレスの数も急激に増加しており、BTC市場参入者がますます増えていくとも考えられ。そうなった場合、とうとう「ビットコイン価格の20,000ドル到達」も見えてくるか。

2020年も残り1ヶ月あまり――仮想通貨市場のさらなる盛り上がりに、期待が高まっていく。

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この記事は、cointelegraph.comの「Global search volume for Bitcoin appears higher than in 2017.」を参考にして作成されています。