ビットコイン支払いOKのストリップクラブ

2017年5月にラスベガスにオープンしたストリップクラブ「Legends Room」は、ビットコインでの支払いを受け付けるストリップクラブとして、いま注目を集めています。ダンサーへの支払いをビットコインで行うことで、何が変わるのでしょうか。

まず、現在の主流であるクレジットカード決済と比較すると、ビットコイン決済の場合は当然支払いが明細という形で残ることはなく、顧客のプライバシーを守ることに繋がります。

次に、店側にとっても、暗号資産(仮想通貨)決済を導入することで、日本でも「億り人」と呼ばれるような層への宣伝に繋がり、今後の顧客集めの上で有利に働くことが考えられます。

また、これは今後の議論の争点となりうるものですが、これまで主に男性比率が高かった暗号資産(仮想通貨)との関わりという面で、今回のケースは将来的な暗号資産(仮想通貨)市場への女性の参入増加に向かう形のものと見ることもできます。

「Legends Room」には店内でビットコインを入手するためのビットコインATMが備えられているほか、ダンサーは支払い受け付けのために、体にアドレスのQRコードのタトゥー(シール式)を貼り付けることもできるようです。

仮想通貨は「夜の産業」の主役となるか

上に挙げた点以外にも、ストリップクラブなど「夜の産業」で暗号資産(仮想通貨)を使うメリットは存在します。クラブで働くダンサーへのインタビューによると、銀行によっては「ストリップクラブを収入源として働いている」という事実を元に、口座の凍結や開設の拒否などが行われているようです。

支払いが暗号資産(仮想通貨)でされるようになれば、このような問題は避けられるはずです。

また、ダンサーは、「ビットコインで支払いをする顧客は少なくない」「P2P、匿名、送金が早い」などの点から、ビットコイン決済がストリップクラブなどで広まるのではないかと語っています。

コインパートナーの見解

暗号資産(仮想通貨)が支払い手段として明確なメリットを持ちつつ使用されているのは面白いですね。過去にも闇市場「シルクロード」などでビットコインが支払いに使われていた事例がありますが、このように支払う側のプライバシーを守ろうとすれば、暗号資産(仮想通貨)が強みを発揮するようです。

ただしビットコインは送金手数料が(だいぶ安くなったとはいえ)かかり、速度も比較的遅いため、今後他の通貨でも支払い対応があるのか注目したいところです。


 参考:bitcoin news


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