モネロ(Monero)とは


モネロ(Monero、通貨単位はXMR)とは、2014年4月に公開された、リング署名という暗号化技術を利用した匿名性の高い仮想通貨です。


この暗号化技術から、特定のユーザーに送金履歴などをリンクされることは少ないと言われています。もともと政府の関与を受けない通貨を作ることを目指し、開発されたモネロ。その仕組みや価格推移はどの様なものなのか。以下に説明していきます。



モネロの最新チャート分析!相場から見る価格推移

(2017年9月26日現在)


この様に、今年に入ってから2.5倍程度の価格上昇をしています。その中でも乱高下を繰り返しているのがわかります。では、どのような理由で変動が起こっているのか。その予想について解説していきます。


まず大きな価格変動があったのは、2016年の8月です。この値動きは、トランプ大統領の当選と連動していたと考えられています。その後、モネロの持つ匿名性の高さから世界最大級のダークマーケットであるAlphabayから注目を浴びます。そして、海外版の2ちゃんねるの様なサイトであるRedditに、「9月にモネロを決済通貨として利用する」とAlphabayが投稿します。その結果、また価格が高騰するのです。


その後、ビットコインの値動きと連動して価格は推移していきます。


そして、2017年の8月20日から21日にかけて、値段は2.8倍に向上します。この原因としては、仮想通貨の取引量が世界でも有数となっている韓国の仮想通貨取引所のBitHumbが8月21日にモネロを取り扱う予定であることを公表したことが考えられます。


実際に、Bithumbでどれくらいのモネロが取引されたかが気になるところですが、韓国ウォン建でモネロが取引される量が急増していて、モネロの取引量の合計の約3割ほどを占めていることを考えると、やはりこの急騰は取引所での取り扱い発表が原因であると考えられます。


Moneroの問題と将来性は?コインオタクの見解

ではモネロはどんな問題や特徴があって、将来どの様な値動きを示すのでしょうか?

モネロが持つ特徴や機能を説明します!

 

可変ブロックサイズではオーファンブロックが出来やすい

モネロにはオーファンブロックが出来やすいという問題があります。オーファンブロックとは孤立ブロックとも呼び、ブロックチェーンが連なっていく過程で生まれてしまう、短い方のブロックのことです。


ブロックチェーンの仕組みを知っていますか?ビットコインをはじめとした仮想通貨で広く用いられているのに、きちんと知っている人は意外と少ないです。初心者向けの簡単な説明から始めて、他のサイトではなかなか教えてくれない細かい仕組みまで教えます!

 

上の記事に詳しく書いてありますが、ブロックチェーンはデータを記録していく過程で枝分かれすることがあります。その時に長いブロックが正しいブロックとして認証される、という処理が行われます。この処理がモネロの場合だと数多く起こりやすい構造になっており、取引が取り消される可能性が比較的高いのです。


では、なぜそのような現象が起きるのか。それはモネロが可変ブロックサイズを取っていることが挙げられます。つまり、ブロックサイズが時によって変更されるためです。モネロの場合はその時の市場原理に基づいて決定されます。その処理がまだ最適化されていないために、現状はオーファンブロックが出来やすいです。オーファンブロックが出来やすいと、送金がキャンセルされるとかいうことになってしまいうるので送金システムとして良くないです。

ただ、今後アップデートなどで解決する可能性はあります!


匿名性が高い通貨だから、政府や国家からの規制を受けるリスクがある

匿名性の高さは、時としてマフィアの資金洗浄など悪事に利用されることもあります。実際、仮想通貨の中には裏取引に使用されていると言われているものもあり、政府は常に監視をしようとしています。そのため、仮想通貨の取引所における取り扱いが制限される、などの事態も考えられます。そうなってしまった時にはモネロのコミュニティや価格には大打撃を受けてしまうということになってしまいます。


匿名性は通貨において重要なため、今後大きく伸びる可能性がある

しかしながら、やはり匿名性は重要な部分でもあります。そして値動きにも大きく影響します。例えば、ビットコインが数年前に大きく値上がりした際も当時裏取引を行なっていることで有名だったSilkroadという組織が注目したから、という説もあります。また、モネロも同様にダークマーケットAlphabayによって価格が高騰しました。


もちろん、匿名性の高さは個人のプライバシーを守ってくれることに繋がるのでそのような組織だけでなくあらゆる資本家にニーズがあると思うので今後も匿名性から人気を上昇させていく可能性は高いと思います。


Moneroの仕組み


Monero(モネロ)の概要

仮想通貨名Monero(モネロ)
開発組織Monero Project
公開日2014年4月18日
承認システムProof of Work
コインの発行上限なし
ブロック報酬8XMR
ブロック生成速度約2分

マイニングの承認システム

マイニングの承認システムは、Proof of Workが用いられます。


詳しいリンクはこちら。

 

プルーフオブワークは仮想通貨の取引の承認システムの一つです。これはいったいどんな仕組みでどういう特徴を持っているのでしょうか?プルーフオブワークに伴うマイニングという作業や、プルーフオブステークとの違いについても説明します!

 

匿名性が高い!

モネロの大きな特徴はその匿名性にあります。その特徴は主に三つで、

・ステルスアドレス

・リング署名

・秘匿トランザクション

の三つです。


ステルスアドレスとは、そのアドレスを使って送った人と受け取った人だけが取引を特定することができ、他の人はその取引を特定することが難しいという状況を作り出すアドレスのことです。

そしてリング署名は、グループの誰か一人が署名を行ったら、署名が有効化されるがグループのうち誰が行ったかはわからないという仕組みのことです。

秘匿トランザクションとは、トランザクションにおいて、どの程度お金が使われたのかを隠す技術です。


Moneroのメリット

続いて、モネロのメリットについてご紹介します!

匿名性が高いからプライバシーが安心

まずは、その匿名性の高さからプライバシーを守ることが出来ることです。送金者を匿名化することが可能だからです。もともと、モネロ自体が「プライベートで安全であり、追跡することが不可能な仮想通貨」ということを目標にしているため、この長所は今後も揺らがないのではないかと思います。


Fungibilityが高い

また、匿名性の高さはFungibilityの高さにも繋がります。Fungibilityとは代替可能性を意味します。例えば、千円札は誰が持っていても価値は同じですよね?Aさんが持っている千円札とBさんが持っている千円札も価値は同じです。このように考えると、千円札は代替可能性が高いと言えるのです。


もちろん、ビットコインなどでも同じように代替可能性が高いかどうかを考えることはできます。そして、同じように誰が持っているビットコインも価値が変わらないように思えます。しかしながら、ブロックチェーン上に取引の記録が全て残っていく特性から問題が発生する場合もあります。もし保有しているビットコインが以前問題のある使用方法で用いられていた場合、理論上それが発覚してしまう可能性もあるのです。その点で、匿名性が低いと代替不可能性が低いと言えるのです。(もちろん紙幣でも同じことが言えますが)


一方で、モネロは匿名性が高いため、その逆にFungibilityは高いのです。


可変ブロックサイズだからスケーラビリティ問題が起きない

ブロックチェーンは通常ブロックサイズがトランザクションを書き込める量によって決まっています。例えばビットコインはブロックサイズが1MBと決まっていました。(このサイズによって論争が起きており、その詳しい記事がこちらです)

そして、そのサイズが不変であると、今後通貨が普及して取引量が増えた際に、今までのように高速で処理することができなくなってしまうのです。これをスケーラビリティ問題といいます。一方で、モネロの場合はブロックサイズの制限が存在していません。よってスケーラビリティ問題が起きないのです。

スケーラビリティ問題がわからない方はこちらをご覧ください!

 

ビットコインの値動きにも大きく影響し、ビットコインの分裂騒動にも大きく関係しているスケーラビリティ問題ですが、実際に何がそんなに騒がれるのか、わかっていない方も多いのではないでしょうか。詳しく知らない方でもわかりやすいように解説します!


開発者が強い

また、開発者が活発に活動を報告しているのもメリットの一つです。仮想通貨の中にはどのような開発が現在行われているのかがよく分からない仮想通貨も多く、その点は注意が必要です。まだまだ仮想通貨は技術的にもコミュニティ的にも発展途上なので、開発コミュニティの大きさや活発さや優秀さはとても重要な要素です!


Moneroのデメリット

一般の人に優しくなくて使い勝手が悪い

一方で、実際にモネロを用いて決済や取引を行おうとすると難しい部分もあります。トレードオフではあるのですが、匿名性を高めるためのリング署名などの技術はデータ容量が大きくなってしまうこともあり、普通のスマホでは使いづらいし、日本でモネロを利用できる機会も少ないし、匿名性が高い分様々な手順を踏まないと実際の決済や支払いを行うことができないためです。よってより知名度の高いビットコインなどを上回る決済手段になることは日本においては少ないです。


マーケティングをあまりしておらず、一般用のウォレットを出したのもつい最近

また、取引だけでなく保管も難しいです。その例として、一般用のウォレットが最近リリースされたことなども挙げられます(ちなみにモネロが公開されたのは2014年)。このような理由から、日本でのユースケースは今はあまり無いですね。


【Moneroの入手方法】オススメの取引所3選


一方で、モネロは投資先としては極めて人気です。実際、数日で価格が2.5倍ほどになるような価格変動も起きています。では、そのモネロはどこで取引できるのか。以下取引可能な取引所をご紹介します!

Coincheck(コインチェック)

コインチェックは、日本で現在最も多い種類の仮想通貨を扱っている取引所です。実際、モネロを扱っている日本の取引所は現在コインチェックしかありません。もしデメリットを挙げるとするならば、その手数料の高さ(3%ほど)が海外のそれに比べて割高なことが挙げられます。ただ、英語で取引するのも中々ハードルが高いので慣れない人は日本の取引所でまずは始めてみることがオススメです!

今すぐCoincheckでモネロの取引を始める

コインチェック(Coincheck)は、これから仮想通貨を始めたい人におすすめしたい日本最大級の仮想通貨取引所です。なぜ人気なのか、なぜ初心者におすすめなのか、コインチェックの特徴を分かりやすくまとめて皆さんの最初の一歩を後押します!

 

 

Bittrex(ビットレックス)

ビットトレックスは世界最大規模の仮想通貨取引所です。取り扱っている仮想通貨も日本の取引所に比べて多いし、手数料も1%以下と安価です。しかしながら、英語で取引しないといけないのは中々ハードルが高いと感じるかもしれません。英語に自信がある方にはオススメです!


今すぐBittrexでモネロの取引を始める

Bittrex(ビットトレックス)とはアメリカに本社がある仮想通貨取引所です。Bittrex(ビットトレックス)の特徴は?強みは?取扱通貨数が世界一?絶対に知っておきたい情報、コインオタクが全部教えます!


Poloniex(ポロニエックス)

ポロニエックスはビットトレックスと同じく海外の仮想通貨取引所です。また、同じように取り扱っている仮想通貨の多さも手数料の安さも日本に優っているため、英語が出来る人にはオススメです!ただ、コインチェックなどの日本の取引所に比べてメンテナンスなどは遅いためトラブルがあった時にすぐ対応できないことが考えられます。


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ポロニエックスは、グローバルで使われている世界最大級の仮想通貨取引所の1つで、日本でも上級者がよく使っていると言われています。そんなポロニエックスの概要や、メリットデメリット、使い方などについてまとめました。


【Moneroの保管方法】ウォレット3選

MY MONERO

MY MONEROは一番オススメのウォレットです!公式ウォレットが最近リリースされたのに対し、このウォレットは昔から使われてきておりモネロのコア開発チームのサポートを受けています。ログイン時に毎回プライベートキーが必要となってくることなどに注意しながら使いましょう!また、使用方法も簡単な指示に従うだけでアカウントの開設が出来るため易しいです。

MY MONEROをチェック!

Monero公式ウォレット

モネロの公式ウォレットは今年の七月にリリースされました。このウォレットはノードを作成して残高などの情報を把握する必要があります。つまり、全体の取引を監視するシステムを自分のPC上に構築しなければならないのです。そのため、割と面倒なのであんまりオススメしません。。。

取引所のウォレット

また、取引所に預けるという方法ももちろんあります。取引所がハッキングされるリスクや、取引所の倒産リスク、取引所に資金を持ち逃げされるリスクがあるのでこの方法は基本的には本当にオススメしたくないのですが、保管のしやすさや自分で管理しているパスワードの紛失などのリスクを合わせて考えると、それもありなのかもしれないという感じです。


仮想通貨Moneroについての気になるQ&A

Moneroのマイニングは儲かるの?GPUやCPUって何?

モネロもビットコインと同様にマイニングを行うことが出来ます。その方法は基本的には2つあり、CPUを用いるかGPUを用いるか、になります。
CPUとはPCに搭載されている計算機能のことです。これを用いるとやはり効率が悪くなり、市販のPCで利益を出すことは難しくなってきます。
GPUとは、CPUと同じくPCに搭載されている機能ですが、画像処理などを行う機能のことです。
マイニングはどちらかの機能を用いて行いますが、一般的にはGPUの方が効率がいいと言われています。また、モネロはビットコインに比べて個人でマイニングを行いやすいです。ただ、専用の機能を搭載した複数のPCを用意しないと元を取るのは難しいですね。。。


ZcashやDashなどの仮想通貨とは何が違うの?

ZcashもDashも、Moneroと同じく匿名通貨として有名です。ただ、匿名性の高さは少しずつ違って、Zcash>Monero>Dashの順に匿名性が高いです。そして、匿名性が高いのは実際の使用における煩雑さにも繋がるので、使いやすさという観点だと逆に
Dash>Monero>Zcashとなります。


暗号通貨界トップレベルの技術者が集結し開発したZcashは匿名性と技術力の高さから注目を浴びています。MoneroやDASHなどの匿名性通貨との違い、その仕組みと将来性についてコインオタクが徹底解説します!

 

仮想通貨DASH(ダッシュ)を知ってますか?DASHとはそもそもなんなのか、買うべきなのか、価格は上がるのかなど、皆さんが気になるDASHの内容についてコインオタクがわかりやすく説明して本気でチャートや将来性を分析します!


Moneroまとめ

Moneroは、匿名性の高さゆえに様々な形で注目され、その度に大きく高騰した通貨の一つでした。今後も、匿名性は仮想通貨を選ぶ際の重要な基準になってくるのは間違いので期待できる通貨の一つです!モネロに関するニュースに注目です!