「イーサリアムってどんな仮想通貨なんだろう。。。」
名前はよく聞くけど、ちょっと難しそうですよね。
イーサリアム(ETH)は時価総額2位で、あのビットコインに次ぐ人気を誇る暗号資産(仮想通貨)です!
この記事では、イーサリアムの特徴やメリット・デメリット、今後の将来性、さらに今までの歴史や詳しい仕組みについてコインパートナーが解説していきます!
最後まで読めば、イーサリアム(ETH)の基本情報が全て分かるようになり、将来性に期待すること間違いなしです!
イーサリアムとは、ブロックチェーン上にアプリケーションを作り出すためのプラットフォームのことです。
ビットコインに次ぐ人気を誇る暗号資産(仮想通貨)イーサリアムは、正式名称をETH(イーサ)と言い、プラットフォーム「イーサリアム」で利用される通貨のことを指します。
ビットコイン | イーサリアム | |
時価総額 | 1位 | 2位 |
承認方式 | PoW | PoW (PoSに移行予定) |
発効上限 | 2,100万枚 | なし |
ブロック生成時間 | 約10分 | 約15秒 |
ブロックチェーンの基礎知識はこちらの記事で学ぶことができます。
暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの3つの特徴
スマートコントラクトとは、契約を自動で執行させるためのプログラムのことです。
スマートコントラクトの有名な例として知られているのは「自動販売機」です。
自動販売機は、お金を入れる→商品のボタンを押す→購入完了、という流れがあらかじめプログラムされているため、その場に販売者がいなくても売買が成立します。
イーサリアム(ETH)は、そのブロックチェーン上にスマートコントラクトを実装した初めての暗号資産(仮想通貨)なんです!
ここの注目ポイントは、ブロックチェーンとスマートコントラクトが掛け合わさることで、信頼性の高い自動取引が可能になるという点です。
これを活用すれば、世界中の多種多様な産業で問題となっている莫大なコストを一気に改善する可能性があるため、多くの国や企業がこれに注目しています。
DApps(ダップス)とは、非中央集権の分散型アプリケーションのことです。
簡単に言うと、ブロックチェーン技術とスマートコントラクトを利用することで、運営者がいなくても運営・管理ができるアプリのことです。
現在、私たちがよく利用する様々なアプリケーションには、それを運営している個人や企業が存在します。
しかしそれだと、中央サーバーにトラブルが起きた時にアプリが利用できなくなったり、運営者が悪意をもてば個人データを流出させることが可能など、中央管理者に大きく依存してしまっているのです。
そこでDAppsなら、運営者を必要とせずにアプリを稼働できるため、中央管理者が存在することによるリスクを解消することができます。
ERC20とは、イーサリアム上でトークンを発行する際、トークンの仕様をある程度統一するための規格(ルール)のことをいいます。
参考記事:『トークンとは?暗号資産(仮想通貨)との違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説!』
このルールがない時は、複数存在するイーサリアムトークンを一括で管理したり、トークンの送金・受信方法が異なるなど、面倒なことになっていました。
ERC20トークンはイーサリアムのブロックチェーン上に発行されるため、イーサリアム(ETH)を通じて取引することになります。
ERC20トークンの大きな特徴はICOに利用されているという点です。
ICOとは、企業が新たなプロジェクトを立ち上げた際に、自社独自の暗号資産(仮想通貨)(トークン)を発行して資金調達をすることです。
現在、ICOで発行されるトークンのほとんどはイーサリアム上で発行されるERC20トークンが使われています。
つまり今後、資金調達のために暗号資産(仮想通貨)(トークン)を利用する企業が増えれば、同時にイーサリアム(ETH)の需要も拡大していく可能性があるのです。
イーサリアムの3つのメリット
ビットコインやイーサリアムを始めとする暗号資産(仮想通貨)には、基盤となる技術「ブロックチェーン」が使われています。
ブロックチェーンは情報を中央で管理せず分散管理することで、管理者によるデータの改ざんやサーバーダウンなどのリスクがほぼありません。
さらに、いくつもの暗号技術が組み合わさることでセキュリティが強化され、実質データの改ざんは不可能だと言われています。
そのため、イーサリアムのシステム信頼性は抜群に良いと言えるでしょう。
イーサリアム(ETH)ではビットコインと同じPoW(プルーフ・オブ・ワーク)という承認システムが採用されています。
しかしPoWには、大量の高性能コンピューターやそれを動かす莫大な電力が必要であることなど、大きなコストがかかる問題が指摘されています。
そこでイーサリアムはシステムのアップデート行うことで、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)という低コストな承認システムに移行することになりました。
(詳しくは後ほど解説)
PoSでは通貨の保有量・保有期間で承認者が決まるため、環境に優しいシステムとなるでしょう。
イーサリアム(ETH)は送金にかかる時間が約15秒に設定されています。
世界初の暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)の送金時間が約10分なのに比べると、その早さは一目瞭然です。
イーサリアムの2つのデメリット
スケーラビリティ問題とは、その暗号資産(仮想通貨)を使う人が増えることで送金に遅延が発生してしまう問題のことです。
イーサリアム(ETH)も利用する人が年々増加しているため、この問題が指摘されています。
イーサリアム発案者のヴィタリック氏が「イーサリアムのブロックチェーンはほぼ満杯」と発言するほど深刻化しています。
しかしイーサリアム(ETH)ではすでにスケーラビリティの改善が進められており、定期的に実行されているアップデートで少しずつ解消されています。
イーサリアムは高いセキュリティと信頼性を持っていますが、だからこそ生まれてしまう弱点も存在します。
それはプログラムに問題が発見された際に、修正を加えるのが非常に難しいという点です。
特にスマートコントラクトを活用する場合には、まず最初に軸となるプログラムを入力することになるため、バグの発生や脆弱性が生まれてしまうリスクがあります。
その際に、修正をしようとしてもブロックチェーンの「改ざんが困難」という長所が逆に邪魔をしてしまい修正を困難にしてしまうのです。
結論から言うと、イーサリアムは数ある暗号資産(仮想通貨)の中でも特に将来性の高いコインです!
イーサリアムはスマートコントラクトやDAppsなど、今後のデジタル社会を大きく変えるポテンシャルを秘めています。
イーサリアムの実用化を目的とした企業連合「EEA」には、すでにマイクロソフトやトヨタ自動車など名だたる世界的企業が参加しています。
今後、イーサリアムが不動産や物流業界など幅広い分野で活躍する可能性は高く、2000種類以上ある暗号資産(仮想通貨)の中でもトップクラスに将来性が高いです!
また、2020〜2022年にかけて実装予定の大型アップデート「セレニティ」で問題なく機能が改善されれば、需要が高まり価格は一気に上昇することになるでしょう。
(後ほど詳しく解説。)
イーサリアムは今が買い時!
【国内主要取引所の比較表】
イーサリアム(ETH)を購入するならCoincheck(コインチェック)がおすすめです!
Coincehckのスマホアプリは270万DLを突破していて、国内の暗号資産(仮想通貨)アプリの中ではNo.1の人気を誇っています。
また、イーサリアムの取引手数料は全て無料です。
Coincheck一つ使えばイーサリアムで利益を出すには十分でしょう!
おすすめ取引所No.1
イーサリアムの取引でより大きな利益を狙っている方にはGMOコインがおすすめです。
GMOコイン最大の魅力は、イーサリアムの暗号資産(仮想通貨)FXができるという点です。
レバレッジをかけることで、元手の4倍までの資金で取引することが可能です!
GMOコインなら、イーサリアムの売買でより大きな利益を狙うことができるはずです!
レバレッジ取引やるなら
DMM Bitcoinは、超大手企業のDMM.comが運営する暗号資産(仮想通貨)取引所です。
DMM.comは、為替FXで既に口座数日本一という実績があり、安心感・信頼感が抜群に高いです!
DMM Bitcoinのスマホアプリでは、暗号資産(仮想通貨)FXはもちろん、現物取引や経済指標などの情報収集をすることも出来ます。
また、14種類のアルトコイン、15銘柄でFXが出来るのはDMM Bitcoinだけです!
\おすすめの暗号資産FX取引所No.1/
暗号資産(仮想通貨)を保管するための専用アイテム「ウォレット」で、安全にイーサリアムを保管しましょう。
ウォレットで一番のおすすめはLedger Nano S(レジャーナノエス)です!
Ledger Nano Sはインターネットに接続しないコールドウォレットであるため、ハッキングによる資産の盗難リスクが限りなく低い性質を持っています。
このLedger Nano Sなら、購入したイーサリアムを安全に守ることができるでしょう!
セキュリティ抜群
Ledger Nano Sの購入手順を分かりやすく紹介している記事こちら。
イーサリアムは、当時19歳のヴィタリック・ブテリン氏によって考案されました。
2013年に公開されたホワイトペーパーには、イーサリアムプロジェクトの目的は「ブロックチェーンを利用した分散型アプリケーション開発のためのプラットフォームである」と書かれていました。
2014年には暗号資産(仮想通貨)ETH(イーサ)のプレセールが実施され、約16億円もの資金調達に成功しています。
そして2015年に正式にプラットフォームイーサリアムがリリースされたのです。
現在は、ブテリン氏が立ち上げた非営利団体「イーサリアム財団」が中心となってイーサリアムの開発を行っています。
The DAOとは、イーサリアムのスマートコントラクトを利用して開発された、管理者のいない分散型投資ファンドのことです。
しかし、The DAOのシステムには脆弱性が存在し、そこをハッキングされたことで約80億円分ものイーサリアム(ETH)が盗まれてしまったのです。
これが後に「The DAO事件」と呼ばれる出来事です。
当時これに対して、3つの対策案が提案されました。
結果的には対策案3の「ソフトフォーク後にハードフォークする」案が実行され、無事にハッキングをなかったことすることに成功しました。
具体的にはハードフォークによりブロックチェーンをハッキングされる前に状態に戻し、そのチェーンをイーサリアム(ETH)として利用するというものです。
しかしこれは中央集権的な判断であったため、少数派であった反対派の人々はコミュニティから分裂し、ハードフォークの副産物として残った元々のイーサリアム(ETH)のチェーンであるイーサリアムクラシック(ETC)を支持するようになりました。
イーサリアムの4つの仕組み
イーサリアムは、管理者を必要としない非中央集権的な分散型アプリケーションプラットフォームとして開発されました。
これを可能としているのが「ブロックチェーン」と「スマートコントラクト」という二つの技術です。
ブロックチェーンは、イーサリアムを利用する世界中のデバイスに情報を保存し、かつ、いくつもの暗号技術を組み合わせることで改ざんが実質不可能だという性質を持っています。
スマートコントラクトは契約を自動化するプログラムのことで、あらかじめ契約の手順を設定しておくことで、条件を満たせば自動で執行される仕組みになっています。
この二つの技術がイーサリアムを通じて掛け合わさっていることで、管理者のいらないアプリケーション(DApps)の構築を可能にしているのです。
イーサリアムはヴィタリック・ブテリン氏が中心となる「ETH DEV」というエンジニアチームが現在も開発を行っています。
「イーサリアムって管理者いないんじゃないの?」と思った方、それは間違っていません。
ETH DEVは、イーサリアムの定期メンテナンスや機能改善のためのアップデートなどを行っていますが、これにはイーサリアムの利用者の承認をうける必要があります。
つまり彼らは決して運営者などではなく、あくまでも有志団体であるということです。
そして、イーサリアムの開発はETH DEVだけではなく世界中のエンジニアたちが協力して進めており、貢献した人には報酬が出る仕組みにもなっています。
イーサリアムのスマートコントラクトは独自のプログラミング言語「Solidity(ソリディティ)」が使われています。
ソリディティは、人間が理解しやすい単語や構成で記述される言語である「高級言語」の一つです。
スマートコントラクトの記述に必要な「コントラクトコード」はそのままの状態だと人間には理解が難しい機械語に近いです。
コードの入力や修正に時間がかかる上、少しでもミスがあるとシステムにバグが発生したりハッキングによって狙われる危険性があります。
そこでイーサリアムではソリディティを用いることで、効率の良い開発を可能にしています。
イーサリアムはリリース当初から4つの大型アップデートが計画されています。
イーサリアムの大型アップデートの詳細はこちらの記事で詳しく解説しています。
2021年1月現在は第4段階の「セレニティ」に突入しています。セレニティは実装される機能が多くなることから最終リリースは2022年になる予定となっています。
セレニティの最大の目的は、承認システムをPoWからPoSに移行することです。
PoSに切り替わることでスケーラビリティの大幅な改善が期待されています。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)は、通貨の保有量・保有期間に比例して取引の承認者を決定する仕組みのことです。
現在イーサリアムに採用されているPoW(プルーフ・オブ・ワーク)は、莫大な電力が必要となり環境への負荷が大きいことや、より大きな経済力を持つ人への承認権の偏り、などが問題となっていました。
PoSではより多くの通貨を持っている人・通貨をより長い期間保有している人に承認権が優先されるため、こうしたPoWでの問題を改善することができます。
イーサリアムには全部で4段階のアップデートがありますが、現在では4段階目の「セレニティ」に突入しています。
セレニティは最も大きな変化を伴うため4つのフェーズに分けて実施される予定です。
1つ目のフェーズは2020年12月に行われ、他の3つは2021年〜2022年にかけて実施される予定となっています。
このアップデートが全て完了すれば価格上昇も期待できるので、年明けからの値動きに特に注意してみてみましょう。
2021年1月現在のイーサリアム時価総額は約13兆円でビットコインに次いで世界2位となっています。
ちなみにビットコインは67兆円超となっています。
イーサリアムの価格や最新情報はこちらで確認できるので都度チェックするようにしましょう。
イーサリアム(ETH)の基礎知識から少し深い話まで一気に解説してきました。
そもそもイーサリアムの存在を認知している人すら世界的に見たらごくわずかですが、少なくともあなたはこの記事を通してイーサリアムの高いポテンシャルに気づいたのではないでしょうか?
ちょっと先の未来で世界中の人々が使う可能性があるイーサリアム(ETH)に、少し投資しておくという選択もありかもしれません。
イーサリアムは今が買い時