​Einsteinium(EMC2/アインシュタイニウム)とは​

​Einsteinium(EMC2)とは、科学研究費の助成のために開発された、マイニング報酬のうちの一定額が科学研究に寄付されるという仮想通貨です。非営利団体であるアインシュタイニウム財団によって運営されています。


EMC2/BTCの最新チャート分析!相場から見る価格推移​

​(2017年12月17日現在)


発行され始めてからなんと3年もの間、地を這うような価格変動をしていましたが、アルトコイン全体が高騰した5〜6月に注目され、時価総額トップ100入りを果たしました。

ところが、7月には取引所で突然取引が全くできなくなるというトラブルが発生し、大きく値を下げます。その復旧後すぐにSegwitが導入されるという発表があり、また大きく価格が上昇します。

 

ビットコインを語る上で外せないsegwit。技術的な話でよくわからない、色々な専門用語が出てきてよくわからない、そんなことを思っているあなた!コインオタクがsegwitを砕いてわかりやすく説明します!知っておくべき用語の1つなので必見!!


上に述べたような価格上昇が小さく思えるような非常に大きな価格上昇を起こしたのは12月19日に重大発表があるというツイートが行われた11月末です。このツイートによって色々な噂が飛び交い急騰しました。

噂の内容については公式Twitterで否定され一時大きく値を下げましたが、その後ハードフォークが行われるといういいニュースもあったので、ある程度の価格を維持しながら推移しています。

Einsteiniumの問題点と将来性​

Poloniexで凍結されたことがある

​Einsteiniumは海外の大手取引所Poloniexで取り扱われていますが、2017年7月に突然Frozen(凍結)の状態となり、取引が全く行えなくなってしまったことがあります。上でも述べたように、これによって一時価格は大きく下落しました。


この原因はPoloniex側から公式には発表されていませんが、51%攻撃を受けたことが原因ではないかと言われています


当時Einsteiniumの知名度はあまり高くなく、消費されるWorkの量が少なかったため、51%攻撃は比較的容易であったことも考えると凍結の原因としては十分ありえると思います。

現在は知名度の向上によって51%攻撃を再び受けることは考えにくいですが、今後同様のセキュリティ面の問題が起こる可能性は否定できません。


51%攻撃とは、仮想通貨で広く用いられているブロックチェーンの正常な動作を妨げる方法の1つです。51%攻撃をされるとどんな危険があるのか、どういう対策がなされているのかも含めて、コインオタクが徹底的に解説します!


寄付の新しい形になる可能性大!

​現在の仮想通貨はビットコインのように新しい決済手段を目指すものと、イーサリアムのように新しいプラットフォームを作りその中での基軸通貨として使われるものが多いですが、Einsteiniumは寄付に仮想通貨を導入するという非常に斬新なものです。この利点は2つあると思います。


寄付にブロックチェーンを導入することによって寄付が行われているかどうかが透明になることがまず1点目として挙げられます。

従来の寄付では集めたお金をいつどのように使っているのかが不透明なため、寄付を行うにはそれを行う団体を信頼する必要がありました。しかし、ブロックチェーンは誰でも見られる台帳ですから、寄付が行われているかどうかの確認が容易です。


2点目としては、投資家が結果的に寄付に貢献する仕組みになっているということです。Einsteiniumを購入することはEMC2の価格上昇を引き起こすので、もちろん投資家の利益にもなりますが、寄付されるEMC2の価値も高まるので、同時に寄付額の増大を意味します。

この自分の利益のための行動が社会の利益になるというインセンティブ設計が非常に優れているといえるでしょう。


以上のような理由から、同様の仕組みをもつ「寄付のための仮想通貨」がもっと増えていく可能性は高いと思います。


決済にも使えるようになるかも

​Einsteiniumの公式サイトにあるロードマップによれば、Einsteiniumに対応したデビットカードの発行を目指しているようです。Einsteiniumをそのまま送金して決済を行えるようになる確率はほぼ0だと思いますが、デビットカードによってEinsteinium保有者が決済にEMC2を使えるようになればかなり便利でしょう。

これからの開発に期待が持てると思います。


12月19日にNASAと提携の噂?!

​Einsteinium公式Twitterでは12月19日に重大ニュースがあると発表されています。

"Mind-blowing"な発表というだけあって、どれだけすごいニュースなんだろうとネット上は大騒ぎ。ツイートのときに添付していた画像がMacbookの写真であったことから「Appleと提携の発表なのではないか?」と何の根拠もない噂が広まりました。

公式Twitterはその噂が広まっていることに気づき、Appleとの提携を否定したツイートをしました。

このツイートが問題です!!!和訳すると、「Appleと提携することが将来あるという可能性は否定できませんが、今回の大ニュースというのはEinsteiniumにとってもっと重要なことです。

Appleの提携よりも重要なこと!?!?となり、ネットはまたも大騒ぎ。今度は「NASAとの提携なのではないか?」という噂が広まり始めてしまったわけです。


この噂の根拠としては、さっきのツイートをする前後でNASAに関係するツイートを色々とリツイートしていたこと、そして、公式ホームページが衛星から見た地球の動画を使っていることなどが挙げられているようです。


「どちらも根拠に乏しくNASAとの提携はあり得ない」というのがコインオタクの見解です。公式TwitterではNASAとの提携を否定するツイートはまだ行われていませんが、これはその噂が正しいからというよりも、噂が広まることによってEinsteiniumの知名度が向上することを利用しているのではないか、と推察しています。


とはいえ、重大発表であることには変わりなさそうなので、何か新しいプロジェクトの発表なのではないでしょうか?19日に期待ですね。


Einsteiniumの仕組み​​

Einsteiniumの概要

運営団体​

アインシュタイニウム財団​
​通貨単位EMC2​
​総発行量3億​EMC2​(うち5500万EMC2がBurn)
公式ホームページ​https://www.emc2.foundation/​​

プルーフオブワークによる承認システム

ブロックに承認にはビットコインと同じプルーフオブワークによる承認システムを採用しています。プルーフオブワークについて詳しく知りたい方は以下の記事に分かりやすくまとめられているので是非読んでみてください!


プルーフオブワークは仮想通貨の取引の承認システムの一つです。これはいったいどんな仕組みでどういう特徴を持っているのでしょうか?プルーフオブワークに伴うマイニングという作業や、プルーフオブステークとの違いについても説明します!


独自の仕組み"Wormhole"

​EinsteiniumにはWormhole(ワームホール)という独自の仕組みが組み込まれていました。このWormholeはEpochという区切られた期間の中でランダムに発生する180ブロック承認されると終わってしまうイベントで、このイベントが起こっている間はマイニング報酬が激増します。


これは、おそらくEMC2の発行しすぎを防ぎつつ、長期に渡ってマイニングをしてくれるマイナーを確保するための仕組みででしょう。普段のマイニング報酬だけでは十分でなく、マイナーが離れていってしまう可能性があるので、ランダムに発生するボーナスタイムを設定しておいて、ずっとマイニングをしてくれている人にボーナスをあげるようなイメージです。

普段のマイニング報酬をただ単に大きくするのはEMC2の発行しすぎとなってよくないので、この仕組みを採用したのだと思われます。


ハードフォークによってBurnが行われた

​実は、上のWormholeという仕組みは12月11日に行われたハードフォークによって取り除かれてしまいました。公式Twitterではこれを「Burnが行われた」と表現していますが、これはどういうことかというと、Wormholeによって発生するマイニング報酬の激増が起こらなくなったので、発行枚数が減ったことを指しています。

結果的にEinsteiniumの発行枚数は5500万枚減ったこととなり、1枚あたりの価値は高くなりました


Einsteiniumのメリット​

​開発状況がひと目でわかる!

Einsteinium公式サイトにあるRoadmapが非常に見やすく分かりやすいのが良いです!

例えば、Web Walletの開発状況を見たい場合はそこをクリックすると…

ゲージが出てきました!下にある"Progress overall"の方がWeb walletの開発状況を示していて、上にある"Progress of current task"は、今取り組んでいる作業がどの程度進んでいるかを表しています。


開発のスピードは仮想通貨にとって非常に重要で、どのくらい開発が進んでいるかは保有者の主な関心事なので、開発状況が公開されていて、しかも見やすいのは嬉しいですよね。


SNSの応答がはやい

​EinsteiniumではSNSにも力を入れているようで、公式Twitterにリプライをすると返信をもらえることが多く、また、その返信も割とはやいです。

例えば、「TrezorやLedgerのどっちのコールドウォレットならEinsteiniumを保管できますか?」という女性からの質問に対して、「今現在、どのコールドウォレットもEinsteiniumには対応していません。コールドウォレットでも保管できるようになるよう取り組んでいるところです。」と公式が返信をしています。

なんと、この返信は質問されてから12分で返信しています!はやい!公式Twitterを運営している人が暇なのか…サービスがいいのか…どちらにせよ疑問点に対して公式の解答が即座に得られるのは大きなメリットですよね。


仮想通貨投資が寄付にもなる!

将来性の部分でも書きましたが、Einsteiniumに投資をすることは寄付にもなります。寄付額はEMC2単位で見たときに一定なので、Einsteiniumを購入すればEMC2の価格上昇に寄与して、それは寄付額の実質的な増大につながるわけです。

EMC2の価格が上がれば自分にも利益が出て、寄付にもなっている、ということで二重に嬉しいですよね。これは他のアルトコインにはない魅力だと思います。

ちなみに、Einsteiniumではすでに1億6000万EMC2(12月17日のレートで約355億円)を寄付しています。


Einsteiniumのデメリット​

​Poloniexでのトラブルが多い

問題点でも挙げたようにPoloniexで取引が停止してしまったことが7月にありましたが、12月に起こったハードフォークの前後でも数週間EMC2の入金と出金ができなくなってしまうというトラブルが起きました。​


なかなか大きなトラブルがPoloniexで2度も起こっているので、以後も同様のトラブルが起きないかというのが不安なポイントだと思います。


使い道が今現在は全くない

​Einsteiniumが寄付のための仮想通貨だということはすでに何度も述べていますが、じゃあ他に何の用途があるのかというと今現在は何にも使えません。Roadmapによると、新しいSNSを作ったり、EMC2対応のデビットカードを作ったり、といろいろやっていくようですが、まだどれも完成に至っていません。

伸びしろがあるという点で期待はできますが、完成したプロダクトがほとんどなく、現在は投資の対象でしかないというのがデメリットです。


【Einsteiniumの購入方法】オススメの取引所​​

Bittrex(ビットレックス)

​海外の最も大きな取引所であるBittrexでEinsteiniumを購入することができます!Bittrexは何と言っても取り扱っている通貨の種類が豊富なことが魅力です!これから色んなアルトコインを購入していく予定のある方は登録しておいて損はないと思います。


Bittrexの登録はこちら!


Bittrex(ビットレックス)とはアメリカに本社がある仮想通貨取引所です。Bittrexの特徴は?強みは?取扱通貨数が世界一?絶対に知っておきたい情報、コインオタクが全部教えます!

 

Poloniex(ポロニエックス)

​PoloniexはBittrexに次ぐ知名度を誇る海外の取引所です。取り扱い通貨の種類はBittrexに劣るものの、手数料はPoloniexの方が少しだけ安いです!

上に述べたように、EinsteiniumはPoloniexでトラブルが起こることが何かと多いんですが、それでも信頼できる取引所であることに変わりはないです。


Poloniexの登録はこちら!

 

ポロニエックスは、グローバルで使われている世界最大級の仮想通貨取引所の1つで、日本でも上級者がよく使っていると言われています。そんなポロニエックスの概要や、メリットデメリット、使い方などについてまとめました。


【Einsteiniumの保管方法】ウォレットは何を使う? 

​公式ウォレット EXCALIBUR

​基本的に公式ウォレットであるEXCALIBURを使うしかありません。このウォレットではEinsteiniumしか保管することができないんですが、日本語に対応しているのでオススメです

これはデスクトップウォレットに属するので、パソコンからのダウンロードしかできません。


公式ウォレットのダウンロードはこちら!

 

仮想通貨のウォレットのうち、最もスタンダードなデスクトップウォレット。取引所以外のウォレットを探している方や、デスクトップウォレットについて知りたい方のためにメリット・デメリット、オススメを紹介します


Coinomi

​お使いのスマートフォンがAndroidであれば、多数の仮想通貨をまとめてスマホで管理できるモバイルウォレットCoinomiがオススメです!ビットコインやイーサリアム系列の仮想通貨のほとんどを1つのアプリで管理できるので、非常に便利です。ただ、日本語に対応していないのが難点ですね。


Coinomiのダウンロードはこちらから!


モバイルウォレットは「出先でスマホから仮想通貨を管理したい!」というあなたの要望に応えてくれる、かゆいところに手が届くウォレットです。今回は、そんなモバイルウォレットの仕組みやオススメアプリを紹介します!


Einsteiniumについての気になるQ&A

​通貨単位EMC2の由来は?

​Einsteiniumという名前からわかるように、この通貨は世紀の物理学者アインシュタインを意識して作られています。EMC2は、アインシュタインが構築した特殊相対性理論の帰結として得られたエネルギーと質量の等価性を示すとても有名な式、E=mc^2(エネルギーは質量に光速の2乗をかけたものに等しい)に由来しています

数式が通貨単位になっているなんてすごくオシャレですよね!


EMCとは関係あるの?

​似た名前の通貨としてEMC(Emercoin)というものがありますが、名前の由来を見ればわかるようにEMCとEMC2は全く関係ありません。EMCのバージョンアップした通貨のような名前をしていますが、EMCは通貨名の略称、EMC2は特殊相対性理論の帰結です。


Einsteiniumまとめ

​Einsteiniumは非営利団体によって運営されている寄付のための仮想通貨で、現在は使い道が全くないものの、今後の開発予定がしっかりと達成されれば便利になる、将来性のある通貨だということがわかったと思います。

もしEMC2の投資で失敗してしまってもそれは寄付です!そう考えてしまえば気楽に購入できるのではないかと思います。