イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)とは

イーサリアムクラシックは、The DAO事件によってハードフォークしたイーサリアムに対し、非中央集権的な仮想通貨を目指すコミュニティが反発して、昔のイーサリアムのブロックチェーンを使って出来た通貨です。最初はある程度仕組みなどを理解している人向けに書いているので、詳しくない人は先に仕組みのところを読んで下さい!

イーサリアムクラシックの価格は?最新チャート分析!相場から見る価格推移


(2017年12月13日現在)(ETC/$)

2017年5月終わりごろから価格が上がり、また8月終わりと、11月に価格が上っています。

それぞれなにがあったのでしょうか。

イーサリアムの価格の影響を受けやすい

(12月13日現在)(ETH/$)

イーサリアムとイーサリアムクラシック、高騰するタイミングがほとんど同じです。仕組みがほとんど同じなため、相互に価格を及ぼし合うのだと思います。

5月の高騰は、イーサリアムにも、イーサリアムクラシックにも起きています。これは仮想通貨市場全体でおきたことです。一種のバブルとも言えます。

9月の高騰はBTC高騰に起因する

イーサリアムクラシックのBTC建てでのグラフを見てみましょう。


(2017年12月13日現在)(ETC/BTC)

BTC建てで見ると、9月1日には対して暴騰が起こるわけではないです。そのため、BTCの価格が北朝鮮絡みで上っていくのが原因で、それにつられてイーサリアムクラシックの価値も上がりました。

中国の香港でサミットが開催された

11月13,14日にサミットが開催されました。サミットは、イーサリアムクラシックの開発者の一人でADAコインにも関わっているチャールズ・ホスキンソン氏や、中国の大手マイニンググループViaBTCのCEOであり、彼の発言がビットコインの価格に大きく関係する、ジハンウー氏などが参加しました。大物が参加するということはなにか大きい発表があるのではないかという期待感から11月前半に価格が高騰したのだと思います。
サミットでの発表は、発行上限が設けられることと半減期が出来ることでした。


11月後半に価格が高騰したのは、12月12日にハードフォーク(ECIP1017)があるのと、半減期によってマイナー報酬が減るために市場に出回る仮想通貨の数が減り、一枚あたりの価値が高くなるという期待感から買いが増え、価格が上がったのだと思います。

イーサリアムクラシックの問題と今後の将来性は?コインオタクの見解

イーサリアムの二番手で終わる?差別化できるの?

詳しくは、仕組みのところで説明しますが、元のイーサリアムのブロックチェーンを使っているのでイーサリアムと仕組みに違いはほとんどありません。しかし、発行上限を設けるという内容のハードフォーク(ECIP2017)を実施したことによって、発行上限のないイーサリアムと差別化が図られました。また、今後アカウントの匿名性を高めるという内容のアップデートであるECIP1035が計画されています。

ですが、発行上限があるからといってプラットフォームとしては、イーサリアムよりイーサリアムクラシックが優れているとは言えません。

匿名性という面においても、イーサリアムもMetropolis(メトロポリス)というアップデートで匿名性の強化がされると宣言されています。そのため、イーサリアムに対する優位性とは言えないでしょう。

イーサリアム(Ethereum)は、時価総額第2位の仮想通貨で、ビットコインを超えるほどのポテンシャルを持つかもしれないと言われています。イーサリアムの何が凄いのか、将来性はどのくらいあるのか、実際に買った方が良いのかを解説します!

 

メトロポリスはイーサリアムの3つ目の大型アップデートです。その前半であるビザンチウムが10月16日にようやく完了しました。メトロポリスが延期されている理由、完了する時期、アップデートの内容、そして気になる価格への影響についても解説します!

 

将来は価値がなくなる可能性が高い

イーサリアムクラシックは発行上限が設けられたことにより投機的な価値が上がる可能性はありますが、現状イーサリアムのスマートコントラクトを利用している複雑なアプリケーションが数多く存在しているので、今後実需が生じるかはわかりません。そのため、価値がなくなる可能性は高いと思います。

イーサリアムに代わる存在になるかも

イーサリアムクラシックが発行上限を設けている結果、投機的な側面を考えると、1トークンの価値は上っていくと思います。そうなると、マイナーに与えられるブロック生成報酬が上がるため、マイニングのハッシュレートが上がることが予想されます。そうなれば、イーサリアムよりも安全なプラットフォームとして需要が生まれる可能性もなくはないです。


イーサリアムクラシックの仕組みは?イーサリアムと何が違うの?


イーサリアムクラシックの概要

通貨単位ETC
公開日2016年7月20日
承認アルゴリズムPoW
発行上限2億1,000万~最大2億3,000万枚
ブロック生成速度15秒


The DAO事件

イーサリアムクラシックには、The DAO事件が深く関わっています。The DAO事件とは、スマートコントラクトのバグをつかれ、360万ETH(当時$8000万相当)のETHが盗まれた事件のことです。それをイーサリアムの運営は元々のコインをハードフォークをすることで昔のブロックチェーンを捨て、盗まれる前の状態に戻した新しいブロックチェーンをイーサリアムのブロックチェーンにするという決断をしました。それを一部の人たちは中央集権的だと反発し、ハードフォークする前に使っていたブロックチェーンを使うという決断をしました。この、過去のブロックチェーンを使っているコインをイーサリアムクラシックといいます。そのため、技術的な仕組みはイーサリアムと全く同じです。


詳しく知りたい方はこちらを読んで下さい!!  

The DAOは、世界中から注目された超有名な人気ICOでしたが、システムの脆弱性を突かれ時価80億円程の資金を盗まれるという事件を起こしてしまいました。その事件の内容や今後への影響をコインオタクが真剣に考察しました!

 

イーサリアムとの違い

イーサリアムは、DAOがハッキングされた事実をなかったことにしました。そしてコミュニティの90%以上が賛成し、開発者Vitalikの権限を持ってハードフォークしました。つまり、中央集権的で開発者の影響が強く、Vitalikに不正とみなされれば、正当に送ったお金や受け取ったお金をなかったことにされてしまいます。それに対して、イーサリアムクラシックはハードフォークに反対した、コミュニティの少数派がDAOがハッキングされた事実をそのままにして、コードにのみ従うという合意形成をした非中央集権的な通貨です。また、先日のアップデートでの発表で発行上限と、半減期が設けれられました。

発行上限と半減期

発行上限は2億1,000万~最大2億3,000万枚です。

ブロック報酬は、ブロック高5,000,000で20%減、その後5,000,000ブロックごとに20%ずつ減少します。


イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)のメリット

非中央集権型

イーサリアムが開発者の権限で中央集権的なハードフォークをしたのに対して反発して出来たもので、完全に非中央集権的な通貨です。イーサリアムはコミュニティ内の多数の人がハードフォークに賛成しました。つまり、コミュニティ多数決によって合意形成がされました。しかし、イーサリアムクラシックはコードに則った合意形成がされています。Code is lawということですね。

流動性が高い

元のイーサリアムのブロックチェーンを使っているので、新しい通貨であるにも関わらず最初から多くの人が通貨をもっています。また、大手の取引所であるbittrexやpoloniexにも上場しているので取引環境が整っていて、多くの流動性が見込まれます。


イーサリアムクラシックのデメリット

イーサリアムに対する優位がない

トークン設計としては発行上限などの優位性がありますが、プラットフォームとしての優位性がありません。また、今までたくさんのスマートコントラクトを利用したDApp(分散型アプリケーション)があるイーサリアムに先行者優位を取られています。なので今後イーサリアムクラシックで、DAppを開発するインセンティブがありません。

開発力が弱い

もともと一部のユーザーによって作られているものなので、有志で開発されています。そのため、開発力は弱く今後のアップデートがされるかわかりません。


イーサリアムクラシックの入手方法。オススメの取引所は?

Coincheck

Coincheckは日本の取引所で、日本の利用者が最も多いです。特徴としては、圧倒的使いやすさと、有名アルトコインを数多く日本円で買えること、取引高が日本1であることです。ですが手数料が高く、短期でアルトコインの取引をするのには向いていません。


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コインチェック(Coincheck)は、これから仮想通貨を始めたい人におすすめしたい日本最大級の仮想通貨取引所です。なぜ人気なのか、なぜ初心者におすすめなのか、コインチェックの特徴を分かりやすくまとめて皆さんの最初の一歩を後押します!

 

bitFlyer

bitFlyerも日本で最も有名な取引所の一つです。日本最大の取引量とユーザーを誇ります。また、他の日本の取引所に比べて資本金が圧倒的に多く、Goxするリスクも低いです。デメリットとしては、取扱通貨数が少ないことと、スマホアプリが少しわかりづらいことです。


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bitFlyer(ビットフライヤー)は、日本で最も人気のある仮想通貨取引所の一つで、ビットコイン取引高世界3位になるほど利用されています。初心者にオススメなビットフライヤーの評判や使い方を徹底解説します!

 

Bittrex

Bittrexは海外の取引所で世界で最も有名な取引所の1つです。手数料が0.25%と日本の取引所よりも安くなっています。また取引通貨数は250種類以上で世界一となっています。デメリットは、日本語対応していないため英語が苦手な人にはわかりづらいことと、日本円で入金出金ができないため、一度日本の取引所で日本円を仮想通貨に替えてからBittrexに送金しなければいけないことです。

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Bittrex(ビットレックス)とはアメリカに本社がある仮想通貨取引所です。Bittrexの特徴は?強みは?取扱通貨数が世界一?絶対に知っておきたい情報、コインオタクが全部教えます!

 


イーサリアムクラシックの保管方法。オススメのウォレットは?

 

MyEtherWallet

MyEtherWalletはイーサリアム系トークンを扱う人ならほぼ全員が使っているのではないかというほど有名なデスクトップウォレットです。自分で秘密鍵を管理するタイプのものなので、PCがハッキングされたりウイルスに感染したりしない限りは安全です。そのため、安全性を重視するならば、常にオフラインのPCを作り、そこに保管しておくべきだと思います。

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MyEtherWalletのことを詳しく知りたい方はこちらを読んで下さい!!


Ethereum用ウォレットでもっとも有名なMyEtherWallet。ブラウザを経由して手軽に利用できるこのウォレットの仕組みや使い方など人気の理由を解説します!この記事を読んでMyEtherWalletを使いましょう!

 

Ledger Nano S

Ledger Nano Sは最も有名なハードウェアウォレットの一つです。ハードウェアウォレットは最も安全に仮想通貨を保管できます。なので、仮想通貨を多く持っている人は持っていなければならないアイテムだと思います。ですが、値段が高いことと人気が高く購入が難しいことが問題です。

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 「取引所に資産を預けているのって危ないって聞いて、Ledger Nano Sを買うか迷ってるんだけど買い方がわからない。。。」「Ledger Nano Sって人気あるらしいんだけど高いらしくてどこで購入するのが一番安いんだろう・・・?」「リップル(XRP)が預けれるのはLedger Nano Sだけらしいんだけど、購入しようかな?」なんてなかなかLedger Nano Sの購入に踏み切れてない人が多いのではないでしょうか。今回はLedger Nano Sを購入場所ごとに比較して、それぞれについて購入方法を詳しく解説しました!!これを読めばあなたにピッタリの購入場所がみつかり、購入方法も分かります!!この記事でわかることLedger Nano Sの購入場所ごとの特徴Ledger Nano Sの購入方法 目次いまハードウェアウォレットが人気な理由Ledger Nano Sの特徴Ledger Nano Sを購入する前に気をつけること! Ledger Nano Sはどこで購入するのがおすすめ?Ledger Nano Sの購入方法(買い方)〜正規代理店編〜Ledger Nano Sの購入方法(買い方)〜公式サイト編〜Ledger Nano S 

 

Trezor

TrezorもLedger Nano Sに並んで世界で最も有名なハードウェアウォレットです。機能や見た目はLedger Nano Sとあまり変わらないので取扱通貨や値段などを見てどちらを買うか判断すると良いでしょう。しかし、ハードウェアウォレットは複数個持っていて困るものでもないのでどちらも買ってしまって良いかと思います。

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Trezorのことを詳しく知りたい方はこちらを読んで下さい!!

(Trezorの記事リンク)


イーサリアムクラシックについての気になるQ&A


マイニング承認システムは??

現状イーサリアムクラシックは、PoW(Proof pf Work)によってマイニングされています。これは、使ったWork(仕事)に応じて報酬が与えられるという仕組みで、マイニングのハッシュレート(PCの計算力)が高いほどマイニング成功確率が高くなります。イーサリアムは今後通貨の保保有量が多い人ほど簡単にマイニング出来るという仕組みのPoS(Proof of Stake)に移っていきますが、イーサリアムクラシックは、そのような発表はされていません。

今後PoWとPoSのハイブリッドになるとも言われていますが、今のところはわかりません。

プルーフオブワークは仮想通貨の取引の承認システムの一つです。これはいったいどんな仕組みでどういう特徴を持っているのでしょうか?プルーフオブワークに伴うマイニングという作業や、プルーフオブステークとの違いについても説明します!

 

Proof of Stakeは仮想通貨取引の承認システムの1つです。ビットコインに次いで有名なあのイーサリアムもこのProof of Stakeへ移行することを発表しています。仕組みや長所・短所はもちろん、イーサリアムの移行時期も教えます!

 

イーサリアムクラシックまとめ

イーサリアムクラシックはThe DAO事件によって行われたイーサリアムのハードフォークに対し、反発したユーザーが昔のブロックチェーンを使ったことで生まれた通貨です。イーサリアムよりも非中央集権的な通貨ですが、プラットフォームとしての利用を考えると現状のハッシュレートや、先行者優位などからイーサリアムに代わる存在になるのは難しいのではないかと思います 。なので長期的に見たら価値はなくなっていくのではないかと思います。