米大手株式市場ナスダックが暗号資産(仮想通貨)決済可能な投資信託プラットフォームの開発に積極的だ。

しかし、暗号資産(仮想通貨)の代名詞、ビットコインはその決済手段としては対象外とするようだ。

ナスダックはビットコインを受け入れず

米大手株式市場NASDAQ(ナスダック)は、ブロックチェーンを利用した暗号資産(仮想通貨)で決済可能な投資信託プラットフォームの開発に食指を動かしている。

​ナスダックのブロックチェーン事業部長のJohan Toll氏がこの件について「現在の投資信託取引には手作業が多く、非効率的だ。ブロックチェーンによって株式の譲渡、発行、支払いを管理したほうがよい。​」と語った。現地メディアが報じた。​

同時にToll氏は、「この事業にビットコインのような暗号資産(仮想通貨)には向いていない」とも語っている。

​その根拠となったのは「オープン性」だ。オープンソースの暗号資産(仮想通貨)では誰でもネットワークに自由に参加できる反面、問題が発生した際にその責任の所在をどこにも問うことができないという欠点がある。

そのため、​投資家保護の観点からオープンソースの暗号資産(仮想通貨)​は不適切だと考えられたのだ。