リップル社は2018年は5億3556万ドル相当(約580億円)のXRPを市場に投入していることが、同社の第4四半期の市場レポートの中でを明らかになっている。
リップル社は10億ドルのリップル(XRP)エスクローを介して、それ毎月販売していた。
エスクローとは、健全な市場取引を促進するためにリップル社がXRPを保有することで市場流通量を調整するシステムを意味する。
リップルを市場に投入することで取引を活発化させようという魂胆であるが、その行為はリップルの価格を変動させかねない。
(出典:Trading View XRP/BTC 日足 2018年1月~2019年1月)
ビットコインと比較してリップル(XRP)が継続的に下落している一因には、リップル社によるXRPの公開市場への継続的な投入によるものと考えられる。
2018年に市場に投入された16億XRPは、年初の流通量である395.6億XRPに対して4%のインフレ率を表す。
しかし一部の報道によると、公表されているXRPの循環供給は過大評価されており、218億のXRPしか循環していないという噂もある。
暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の時価総額が、現在公表されている130億ドルの約半分にあたる、61億ドルも「水増し」されていると、24日、暗号資産(仮想通貨)リサーチメディアMessariは独自のレポート内で指摘。
もしこれが本当であるならば、2018年にRipple Labsによって投じられた16億XRPは7.3%のインフレ率となる。
(https://cryptoiq.co/の調べによる)
リップルに投資する人はこの中央集権的仕組みについてあらかじめ把握しておく必要がある。
リップルの価格はリップル社によって長期的に抑制されることがある可能性を念頭に置いておくと良いかもしれない。
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著者: CoinPartner 編集部 yosuke_kida