​コンピュータウイルスが暗号資産(仮想通貨)経済を脅す

​中国の広大なビットコインマイニング業界は、コンピュータウイルスの一種であるランサムウェアによって暗号資産(仮想通貨)経済を脅かされている。

今年初めに「hAnt」と呼ばれるランサムウェアが中国の四川川流域で最も大きいマイニング施設を襲った。

hAntはマイナーのファイルを暗号化し使用不可の状態にする。収益が一定の稼働時間に依存するマイニング施設にとって機械が動かないのは死刑宣告されたようなものだ。

過去にはcCマイニング施設で数分以内に4000台以上のデバイスに感染され機械が動かなくなったという事件があった。​

コンピュータウイルスの解除方法

​hAntに感染した機械が助かるには身代金を支払うかプログラムを拡散させるかの2つの選択肢がある。

身代金を支払うことを選択した場合、10BTC(3,900,586円)を支払うことによりランサムウェアをマイニング装置から削除することができる。

プログラムをさらに拡散することを選んだ場合、感染されたパソコンを別のコンピュータルームに持っていき感染を完了させるなどでランサムウェアをマイニング装置から削除することができる。

ソース:yibenchain.com

​もしこれらを拒否した場合、ウイルスはマイニング装置の冷却ファンを止め機械を壊すと脅している。

冷却ファンを止めてしまうと、機械が高温になり発火してしまう可能性が現れる。最終的には周囲を巻き込む火事に発展するかもしれない。​

しかし、現時点では機械が壊れたという報告はないため架空の脅威であると考えられている。それでも予防をしておいて損はない。自社製品からのみ制御プログラムをダウンロードすることを意識するだけで未来は変わってくるだろう。