ジャマイカ証券取引所(JSE)は、ブロックチェーン技術を用いた証券トークンの取り扱い導入が間近であることを発表した。

証券会社による暗号資産(仮想通貨)の取り扱いが今、広がりを見せている。

証券取引所による仮想通貨取り扱い、試験期間を終え実際の運用へ

JSEによる、ブロックチェーンを用いた証券トークン取引の試験運用が成功に終わったとジャマイカ現地紙が報じた

実際にブローカーやマーケットメーカーをおいた上での見積もり、注文、決済といったサービスの試運用を実験的に実施。証券取引所内での暗号資産(仮想通貨)運用が可能であるか検証された。

JSE常務取締役のForrest氏は「実験結果には満足している。我々は証券トークンを取扱商品のリストに入れるつもりだ」と発言。将来的な暗号資産(仮想通貨)の取扱に意欲を見せている。

広がる証券取引所による仮想通貨の取扱い

今回のJSEに限らず、証券取引所による暗号資産(仮想通貨)など暗号資産の取り扱いが世界中で広がりを見せている。

昨年、ジブラルタル証券取引所は暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームのローンチを発表した。同プラットフォームでは、BTC、LTC、ETH、ETCの対ドル取引が可能だ。

また、マルタ証券取引所は、Binance、Fifth Force、およびOkexと提携した新しいプラットフォームの開発を発表した。同プラットフォームでは暗号資産(仮想通貨)の上場および取引が可能になる。

ドイツでは、国内第2位の証券取引所であるシュトゥットガルト証券による暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームが話題になっている。モバイルアプリベースで、暗号資産(仮想通貨)売買だけでなく、ICOも可能になる予定だ。